腕が再生できたら
みなさんおはようございます。アニメなんかを見ていると、ちぎれた腕が再生するようなシーンがあります。有名なところで言えば「ドラゴンボール」に出てくるピッコロ大魔王でしょうか。あれ腕を失っても再生することができます。当然人間は腕を失えば再生することはできませんが、現実の生物でもプラナリアなんかは再生能力が異常に高いです。そんな失った器官を再生できたらどんないいことがあるかを考えたいです。
まず私は工場勤務のため、多くの機械の中で仕事をしています。そのため工場内は危険がいっぱいです。当然指などを失う可能性も高いです。指を失えば当然そこから生えてくるわけではないのでかなり恐怖の中で仕事をしています。しかし再生できたらどうでしょうか?そうした恐怖感とかなくなるでしょうね。
子供の頃はアニメとか見ていて腕を失ったら再生できたらいいな、と思っていましたが、再生できてしまうと大事にしなくなってしまうでしょうから、再生できないというのは必ずしも悪いことではないかもしれません。それに最近わかったことですが、傷ついた細胞を修復するためには一度破壊して新しく作り直す必要があります。要は細胞分裂を繰り返すわけですが、そうするとテロメアが短くなってしまいます。テロメアがなくなればそれ以上細胞分裂できなくなるわけだから、その細胞は死にます。てことは細胞を傷つけるほど寿命が縮むということになります。果たして本当に早くキズを治すことが良いことなのか、とも思えますね。
そういえばよくRPGなどの回復魔法の説明を見ていると細胞分裂を促進させて回復させているとのことです。であれば間違いなく寿命は短くなるでしょう。実際そうした物語の中で寿命を迎えるといった描写は見たことがありませんが、現実世界に置き換えて考えてみると結構えぐかったりします。
話を戻して腕の再生ですが、ピッコロ大魔王だってそれで寿命が縮んでいるのだろうか?いずれにしても失った腕が再生できたとしてもその細胞は赤ん坊と変わらないという話も聞いたことがあるので、実際に体全体になじむまで時間がかかったりして。いろいろそうした描写を見ることで、フィクションとはいえ思うことがあります。どちらにしても今後再生医療とかが進歩した場合人間の腕を再生できるようになるのだろうか?そこは個人的に楽しみではあります。万能細胞から作れるようになるかもしれませんね。