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親の介護からの施設選び パート6

入居の仮申請から2ヶ月間

なんの音沙汰もなく、なんのご報告もないまま、2ヶ月の月日を過ごさせてしまい、ご家族様にとってご負担であったことは、心中お察し申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。 

病院のソーシャルワーカーさんはそう言って頭を下げてくれました。


私は謝って欲しかったわけではなくて、
父に少しでも早く、日常の生活に戻れるようにしてやりたい。

ただそれだけが希望だったんですね。
それに対して、
介護施設(特別養護老人ホーム)は極めて入所が難しいことも
熟知している中で、
その困難な状況の中で、今何が得策なのか?

それをアドバイスくださればよかった。
ただそれだけが希望だったのです。


謝ってもらいたいが為にこの話をしにきたわけではないんですよ!
一日も早く、病院ではないところで、少しでも、これまで通り、人間らしく暮らさせてやりたい。それだけなんです。

そうお伝えしました。


実は…

ソーシャルワーカーさんが言いにくそうに話し始めました。

実は
紹介業者様には、
「枠」があるそうなんです。おそらくその枠の数でいくと、お父様の場合、4月に申し込まれても、7月になってしまうということなのだと思います。
  

ええええ!そうなんですか?


はい…
でも、病院から直接紹介させて頂けるとすぐにご入所可能かと…。


えええええええええええええええ!!!!!!!!!!


ちょっとちょっとちょっと待って!
それ、なんで今言うんですか?そもそも、あなたが斡旋業者を紹介して連れてこられた訳でしょ?
そのこと知ってて?
枠のこと知ってて?????

それ、
ダメじゃないですか!
なんで、そのこと説明しないんです?
なんでそのこと知ってて、先に家族に話してくれなかったんですか???


病院で大声が出た後、
涙が流れてきていました…。

一体、どうなってるんだろうか………。
今日までの出来事はなんだったんだろうか?

仕事の合間に連絡しては、
どうなってるんですか?

休みに出向いては、
本当に父は紹介してくださっている施設で、見てもらえるんですか?


仕事もセーブして、面会時間の昼間の時間をできるだけ空けて、毎日毎日訴えてたあの時間はなんだったんですか???


涙が溢れて
病院で
大人気なく、ボロボロボロボロ
泣くなんて…思ってもみませんでした…。


つづく…

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