「グリーフケア」やら「死別者合コン」やら
前夫が亡くなった数か月後にグリーフケアに参加する機会があった。
NPOが主催している定期的な会。
参加者は私と若い男性の2人。
主催者側は1人。司会をしてくれた。
若い男性は妹さんを亡くして、色々と後悔がある話をした。
私は、ある日突然夫が亡くなった話をした。
正直言って、癒されるとか、共感できるとかはなかった。
自分の事を話してスッキリした感もなかった。
ただ、若い男性が
「今は美容師になりたいので勉強に没頭している。早起き習慣を身につけて、ランニングしてから早朝勉強をしている。好きな事なので勉強することは楽しい」
と言った事はいいなと思った。
早起きは良さそうだ。
当時、私は本当に夕暮れが嫌だった。
物悲しい感じが耐えられなかった。
後に4時起きして読書する習慣に繋がった。
その後、コロナ禍になり多くのグリーフケアは開催されなくなってしまった。
その頃知った
【死別者合コン】
教えてくれた友人は奥様と死別しており、この合コンの経験者。
「犬先生にもそのうち紹介するね」と言われた。
カップリングの確率が高くて、その日にカップル成立することもあるそう。
調べてみたら、結構やってることがわかった。
結局参加することはなかったけど、なんとなく自分の闇の突破口はここらへんかも知れないと思った。
結局のところ、悲しみの特効薬はないと思う。
でも、色々な癒やし方や乗り越え方はある。
それぞれの人にあった方法があるだろう。
死別の悲しみに限らず、あまり限定せず広く探ってみると良い出口があるのかもしれない。