話ではいけないアイドルの話
昔は「政治と野球の話をするな」
今は「アイドルの話をするな」時代?
かつて、世間では「職場や飲み会では政治と野球の話をするな」と言われたものだ。
理由は簡単で、どちらも「推し」が絡むからだ。
政治なら支持政党、野球なら贔屓のチームが違えば、たちまち場の空気が悪くなる。
昭和や平成の時代、巨人ファンと阪神ファンが同席する飲み会なんて、火種そのものだった。
令和の今、政治や野球以上に地雷化している話題がある。
それが「アイドル」だ!
アイドルの話が地雷化する理由
なぜアイドルの話が危険になったのか?理由は大きく3つある。
1. 推しの違いは宗教戦争
昔の野球ファンと同じように、アイドルも「推し」が違うと大変だ。
特に「自分の推しこそが至高!」と信じる人にとっては、ちょっとした言葉が地雷になる。
例えば、「あの子、最近人気落ちてきたよね」と何気なく言っただけで、相手がその子のガチオタだったら一発アウト。
2. 「古参 vs にわか」の戦争
アイドルには「長年支えてきた古参」と「最近ハマった新規」という構造がある。
これは昔のプロレスファンにも似たものがあるが、「お前、にわかのくせに語るな」的なマウント合戦が発生しやすい。
新規ファンが「このグループいいね!」と気軽に言っただけで、「いや、デビュー当時の苦労を知らんだろ」と詰められる。
3. スキャンダルが火種に
アイドルには付き物のスキャンダル問題。
昭和の芸能人なら「そういうもの」と流されたが、今は違う。熱狂的なファンにとっては「裏切り」と感じる人も多いし、「スキャンダルも含めて楽しむ派」と「絶対に許せない派」で分かれる。
そんな中で軽々しく
「この前のアレ、ヤバかったね」なんて言おうものなら、相手によっては一生恨まれるかもしれない
いや、恨まれる。
結論:今の時代、話題選びは慎重に
かつての「政治・野球禁止ルール」は、ある意味理にかなっていた。
そして令和の今、「アイドルの話もするな」というのは、時代に即した新たな処世術かもしれない。
無邪気に「このグループ最近いいよね!」と話したつもりが、地雷を踏んでしまうこともある。
結局のところ、昔も今も「相手の推しをリスペクトする姿勢」が大事ということか。
誰もが自分の“推し”を持つ時代だからこそ、お互いの地雷を避けながら会話するスキルが求められているのかもしれない。
間違えると自分の時間をかなり割いて
長い話しを聞くことになります。