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16_職場で「本当の自分」を理解してもらうには?周りからの認識にズレがある時の対応法

皆さま、こんにちは。

本日は少し変わった質問をいただきましたので回答いたします。少し変わった、と言っても、同じような悩みを抱えている方も意外に多いのかもしれません。ご自身に置き換えて読んでみてくださいね!

 【質問】
私はドラ×アナです(ドライビングとアナリティカルが半分ずつくらい)。職場でも、比較的素の自分でいるつもり。


でも、職場の方からは「話しかけやすい」・「優しそう」と言われることが多く、エミアブルに見られている様子です。

優しそうと思ってもらえるのはありがたいのですが、私は比較的ドライで世間話も苦手。細かく話しかけられたり人と群れたりするより、1人で黙々と仕事を進めている方が楽なタイプです。それなのに、小さなお願いごとやお悩み相談が集まってくる傾向にある上、エミアブルに対するコミュニケーションを取られがちです。素の自分と周りからの認識の乖離がたまにしんどく感じてしまいます。

家と職場で自分を使い分けているわけではないのに、どうしてでしょうか。素のままの印象で認識してもらえると、もう少し居心地がよくなるのにと思います。

 【回答】
メインタイプがドライビング、サブタイプがアナリティカルですね。家と職場でご自身を使い分けているわけではないのに、職場でエミアブルに見えていて、しんどいですね。

わざと話しかけにくいオーラを出すのは非現実的ですので、職場の皆さんに本質を理解してもらうための具体策を考えてみましょう。

 ①  断る
ドライビングとエミアブルの一番大きな違いは、「断る」についての対応です。エミアブルは断れない方が多いのですが、ドライビングは断れます。職場で無理難題を押し付けられたり、納得できないことに対しては、短い言葉で「できません。無理です。」と断ることを続けてください。できれば会議の席で、上司に対して、淡々と断る姿を周りの方に見せることが、あなたの本質を理解してもらうのに効果的です。

 ②  自己主張する
ドライビングはかなり強く自己主張します。アナリティカルは綿密に準備をした後、淡々と自己主張します。周りの空気を壊すのが嫌で自己主張をしにくいエミアブルとの違いです。

会議の席で、日々の周りとのやり取りで、しっかり自己主張をしてみましょう。その時に、穏やかに笑うのではなく、冷静な表情を作ること。ただし怒ってはいけません。主張することと怒りを伝えることを同時にしてしまうとコミュニケーションが壊れてしまいます。「穏やかだと思っていたけど、意外にクールだな。」と思ってもらうことから始めましょう。

 ③  レッテルをはがす努力をする
周りがあなたに対して持っているものは先入観であり、決めつけです。これらのレッテルをはがすのは時間がかかります。あきらめずに本質の自分を理解してもらうためには、継続することが大切です。

「優しそうと言われますが、実はクールです。」
「穏やかだと言われますが、自己主張は強いです。」

と言葉で周りのレッテルをはがす努力も必要です。
私たちは、相手にも自分にもレッテルを貼りがちです。

・あの人は時間にルーズだ
・あの人は冷たい
・私は大きな仕事は無理だ
・私は会議の席で発言するのは苦手だ

など、これらは全てレッテルを貼っている状態です。レッテルを貼ることは、成長とコミュニケーションの大きな障害になります。

 あなたが冷たいと思っている人のことを、他の方が「親分肌で面倒見がよく、熱い人だよ。」と全く別の見方をしていることを経験したことがある方もいらっしゃると思います。これが知らず知らずのうちに相手にレッテルを貼っている、ということです。

 自分にレッテルを貼っていることはないか、相手にレッテルを貼っていないか、少し立ち止まって考えてみましょう。

 普通は、「怖く見えて周りが距離を置くので、それを解消したい。」というご相談が多いのですが、今回は逆のご相談でした。人によって悩みが違うのも面白いですね。

 タイプ別コミュニケーション術を使って、相互理解を深めていきましょう!

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