ぽん太の東海道五十三次歩き旅(19)岡部宿→島田宿
こんにちは。ぽん太です。前回から2か月間空きましたが、2023年3月の連休を利用して、岡部から掛川まで歩きました。まずは島田までの旅日記になります。
旅日記
2023年3月19日。繁忙期もようやく落ち着き、2か月半ぶりに東海道歩き旅を再開。JR焼津駅より静鉄バスで前回の終着点、岡部営業所に戻って10時過ぎスタート。
少し歩くと「岩村藩の飛び領地横内村」の標識がある。女城主で有名な岩村藩は岐阜県恵那市岩村町にあったのだが、18世紀に藩主松平乗賢が老中に出世したため本領から離れたところに領地をもらったとのこと。このあたりは旧東海道らしさが残っていてなかなか風情あり。歩いているとお花もチラホラみかけ、春を感じる。
11時に須賀神社に到着。ここにある楠の大木は見事。
このあたりの旧東海道は1号線と時折交差しながら走っているため、今日のランチは国道沿いの「ステーキハウス成しま」でパワーをつける(11:30-12:00)。ここのハンバーグは和牛を使っており、うまい!
少し歩くと、東京から200キロ地点の標識を発見。ようやく全体の40%に到達。たしか100キロ地点は箱根峠を越えたあたりだったので、箱根からも同じくらいの距離を歩いてきたのだと思うと感無量。
食後は藤枝商店街を少しブラブラ。すると「徳川家康ゆかりの町」と大きな看板がある。本能寺の変で伊勢越えで命からがら逃れた徳川家康が野武士に襲われた際、三重県鈴鹿市白子町出身の百姓小川孫三に助けられ、その後藤枝に白子町を安堵されたということのようだ。
その後蓮華寺公園に向かうと、連休のせいか行楽客でにぎわっている。小休止の後、正定寺に立ち寄り「本願の松」を拝見。傘型に枝張りをした見ごたえのある美しいクロマツだ。
志太では、久しぶりに一里塚碑に出会う。またここには秋葉山常夜灯もある。富士川あたりでたくさん見かけたが、秋葉山(本宮秋葉神社)は、火防の神様で江戸時代には全国に秋葉講が結成され、街道は参詣者で賑わったそうだ。「お伊勢さん」の東海版という感じだろうか。
途中結構足が疲れてきて休み休みしながら、ようやく14時半前、千貫堤・瀬戸染飯伝承館に到着。昔このあたりは大井川の氾濫に悩まされていたことから、莫大な費用をかけて堤防を築いたことから「千貫堤」と呼ばれているが、現在は宅地造成のため堤らしきものはほとんど残されていない。
「染飯(そめいい)」というのは強飯をくちなしで黄色に染めたおこわのことで、かつてこの瀬戸の集落で染飯を提供する茶店があったようだ。
そうこうしているうちに15時近くになってきたので先を急ぐ。
ここからはあまり見どころがなく、単調な道であるためバテバテ。だが、時折姿を見せる松並木に癒され、16時半に本日のお宿に到着。
記録
総歩数:30,086歩
実際に歩いた距離:18.1km
訪れた宿場:藤枝宿・島田宿
宿泊:ホテルルートイン島田駅前
本日の行程
広重の絵
藤枝宿
島田宿
(参考)