【️イラスト講座第12弾】漫画家志望の方へ担当付きになる為の作品の基本的な制作の考え方と技術の使い方について1クリエイターとしてお伝えする話
278回目のNoteです。
今回は漫画家志望の方へ
担当付きになる為の作品の基本的な制作の考え方と技術の使い方について
1クリエイターとしてお伝えする話
をして行きます。
今回は漫画制作をしているのに
持ち込みをしているに
なかなか評価されない名刺を頂けない
と感じられているクリエイターの大変参考に
なる有料級のNoteになると思われますので
何度も読み返して頂けると幸いです。
まずはこちらの動画をご覧下さい。
こちらはヤングマガジン編集部が
専門学校まで足を運び漫画の専門学生の
作品を評価するのと言う企画で
中々面白いことやってるなと
感心しております。
そしてこの動画内で紹介されていた
作品について良い点からお伝えしますと
どの作品も「ちゃんと作品として描き切る」
は出来ていたかなとは思います。
これプロでも出来ていない方多くいらっしゃる
んですね。
ですがプロは言ってしまえば話の終わり方や構成
よりもキャラクターに重きを置いて作品を制作されている方が殆どなので
参考になれば幸いです。
そして
悪い点にはなってしまいますが
最初からお伝えしますと
どの作品も技術の面で絵作りが甘く「緩急が無い」
とパッと見の印象で感じてしまいました
皆様は「8・2・3の法則」をご存知でしょうか。
「8・2・3の法則」とは具体的に解説いたしますと
漫画の場合コマに絵が分かれているのですが
見せゴマ(ページ全体の中で1番大きいコマ)の
絵の力の入れ具合を
私の場合大体8~9割くらいの力で
描くんですよ。
つまり、このコマに1番時間がかかっている訳です
そして他のコマ
(モノローグやちょっとした説明や会話)は
大体2~3割くらいの力に
留めて描いております。
理由としては
どのコマも同じくらいの描き込みの漫画を見て
皆様はどう思われるでしょうか。
まず第一印象で
「う、う~ん……確かに力強いんだけど
最初何処から読んで良いか全く分からないな」
の感じるかと思われます。
そうではなくて
「力を入れるコマだけ気合い入れて後は適当」
くらいで丁度良いです。
更にゴールから逆算し週刊連載で
連載するとして常に9割で40ページ前後の
漫画を描くとなると
明らかに時間足りなくなりますよね。
そして、
例えば主人公が初めて出てくるページも
主人公を1番大きく魅力的に見えるので
(その他のコマはモブが適当に喋って居るだけ)
次のページも読みたくなりますよね。
まとめますとページ全てを使用して9割の力で描く必要は無い。「8・2・3の法則」の意識して
コマ割りと完成系を作る。
これを
常に意識されて欲しいです。
これさえ出来ればどんなにクソつまらない漫画
だとしても何故か意識する前に比べて
圧倒的に面白くなります。
参考になると幸いです。
そして次も技術的な指摘にはなるのですが
「ペン入れの際に使用ペンが
1種類しか使用していない」
になります。
私自身成人向け漫画を制作しておりますが
やはりペン入れの際は1種類ではなく
5~6種類前後のペンを使い分けて
ペン入れをしております。
そして時短でクオリティを上げるために
髪の毛のパーツをブラシ化したり
特に目はまつ毛のみ描いて
あとは瞳パーツとして貼り付けるやり方をして
おります。
理由としては
とにかく一種類しかペンを使用してないと
身体のなめらさを表現したい場合と
髪の触れれるようなサラサラ感を表現したい場合に矛盾が生じるんですよね。
「いや、でもプロはGペン1本しか使ってないって
聞いたしGペンしか使わないぞ!」
と言う方はまぁ参考になさらなくても良いのです
(だとしても私の身の回りのクリエイターの方で
ペン1本しか使用されない方はほとんどいらっしゃらないです)が確かにペン入れの際Gペン1本しか
使用されていない漫画家さんも多くいますが
あまり言い方が宜しくありませんが
ペン1本ですとキャラの描き分けや
物の描き方が単調になってしまうので
正直オススメはしません。
初心者から脱したいのであれば
「パーツ事に使用するペンを変える」
意識でペン入れすると
格段に画力が向上しますので
参考になると幸いです。
次にまた技術的な指摘になるのですが
「他の人の素材を上手く活用せず
自分の力でなんとかしようとしている」
です。
これ
変に捻くれた漫画家に非常に多いのですが
「他の人の描いた背景を使う?
ふん、そんな事しなくても俺だけの力で何とかなるし」
ととにかく柔軟性の無い方が一定数いらっしゃいます。
確かに背景は自分で描けたら1番はそれが良いのですが現在は背景倉庫と言うサイトや
クリップスタジオペイントでも
背景素材が無料配布されていたり
有料販売されていたりするので
初心者の方はいきなり背景を自分で描こうとするのはとてもコスパが悪いので
既に仕上がっている商用利用可能な背景を
使用しこれが商業クオリティの背景か~を
体感してから自分で背景を制作しても
全く遅くありません。
これは既にプロとして活動されている方にも
参考になる話なので
是非心得て頂けると幸いです。
そしてこれはクリエイターとして
仮に名刺を貰えたとしても関わってはいけない
編集についてお話して行きたいと思います。
まず編集の方で技術的なアドバイスが
出来ない方は基本的に三流以下なので
辞めた方が良いです。
この動画内でもどうアドバイスするか
悩んでいる編集が居ましたが
良い編集は作品を人目見ただけで
瞬時に良い悪いを判断します。
で的確に改善点を論理的に話される方が
多いのでクリエイターとしても
そちらほうが受け止めやすいんですよね。
1番関わってはいけない編集は
「なんかつまんないんだよね~」や
「よく分からないけどつまらない」
と具体的かつ論理的なアドバイスをしない
編集とは関わるだけ時間の無駄ですので
参考にされて欲しいです。
次に関わってはいけない編集の特徴としては
「編集者の読んで来た漫画の引き出しが少ない」
「特定のジャンルの話しかしない編集」
は基本的に4流以下ですので
関わらない方が良いです。
例えばまぁ、自分はラブコメ漫画を描きたいにも関わらず全く見当違いな
アクションやバトル漫画を進める編集も
居るんですよね。
普通でしたらラブコメならこう言った作品とか
どうですかとなるのですが
読んで来た漫画の引き出しが少ない編集は
特定の作品の漫画をやたらゴリ押ししたり
話にあげるとしても有名作品を2作品程度しか
上げません。
そしてマイナージャンルの漫画を一切読みませんし話題にあげたとしても何ですかそれ?
と逆に聞き返してくるのでそれでも漫画の編集
かと呆れてものも言えませんでした。
良い編集者の方は
例えマイナー漫画を話題にあげたとしても
「ああ!あの漫画ね!〇〇先生の作品は
こうこうこう言う部分があってね」と
逆になんでそんな事知ってるの?
と非常に驚きましたがトントン拍子で
話が進むので漫画の引き出しが広い編集と
付き合うのは上手くいかせる上で鉄則ですので
是非心得ておいて下さい。
今回のNoteは以上です。
漫画家志望者の方に非常に参考になる内容になるかと思われますので何回も読み返し参考にして
頂けると幸いです。
今回の記事が気に入って頂けた方は
今後もクリエイターに役に立つ情報をお届けする
予定ですので
いいね、読者になって頂けると幸いです。
クリエイターの皆様が少しでも楽になればと
思います。
今後もよろしくお願い致します。