直感

『イングリッシュ・ペイシェント』という映画を観ていたんです。家のテレビモニターで。

主役の男性が全身火傷、顔も原型が全く分からない程になって、ベッドの上で過去というか、こうなったいきさつを、いま現在面倒見てくれてるナースに語るという映画なんですけど、その場面をたまたま目にした、最近『ハリー・ポッター』にハマりにハマり、シリーズ全作をぶっ続けで鑑賞した私の娘が、「ヴォルデモートみたい」って言ったんです。

すごくないですか?

そうなんです。どっちも同じ役者。レイフ・ファインズです。

私なんにも言ってませんよ。ヒントも与えてません。

ヴォルデモートはハリー・ポッター最大の敵ですね。

ヴォルデモートもイングリッシュ・ペイシェントも特殊メイクを施してます。

でも、どっちも観た方は分かると思いますが、その種類は違います。時もだいぶ経っているから技術も違う。

元の顔が分からないということだけは同じです。それは同じだけど、元の顔が分からないんだから、この2人を同一人物が演じているなんて、まあフツーは分かるはずはない。

それなのに一発で見抜いたのです。直感がエグい。

ごめんなさい、手前味噌でお恥ずかしいのでずっと隠していたのですが、そうなんです、私の娘、天才なんです。

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