顔はあなたの9割を語る

相貌心理学なる学問があるらしいですね。

フランス生まれのその学問を、佐藤ブゾン貴子さんという方が日本に広めようと尽力されておられるようです。何冊も本を出してらっしゃる。

タイトルはそのうちの一冊で、一番最近出されたもののようです。

顔の輪郭、額・目・鼻・口・耳などの形、肉付き、バランスなどなど、人の顔にはその人の人生、性格が自ずと表れる。それを把握して、コミュニケーションやこれからの人生設計にうまく利用しましょう。って本です。

えー!うそーっ!

ていう意外なものは一つもない。どういうことかと言うと、一つの例としては目。

目が大きくぱっちりしてる人はあらゆる情報をキャッチする人で、目が細い人は情報を吟味する人。

マックの店頭で頭上に張り出されてるメニューを見て「どれにしようかな?」と吟味する時は目をすがめますよね。

目がぱっちりしてる人より細い人の方が物事を選別する癖があるというのと見事に呼応している。

顎がとがってる人よりがっしりしてる人の方が安定感があるし、おでこが広い人の方が狭い人より知的な感じがする。

見た目の印象がそのまま相貌心理学にスライドされている。とお見受けした。

ただ1つの難点は、はて私はどんな顔なのか?そしてどんな性格なのか?が分からない。

顔の輪郭で言えばこういうタイプらしいが、目に注目すると全く違う特質があり、鼻や口まで俎上に上げるともう多重人格者。

そもそも俺の顔のパーツはどんな形とするのが妥当なのか?耳はとんがってる方なのか、はたまた平均的なよくある耳なのか?この目と目の間は離れていると言っていいものなのか?そうでもないのか?

私の9割を見抜くのは、私以外の誰かに任せることにしよう。

あでもあれだ、優柔不断というのだけは間違いないみたい。

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