参考文献の整理は地味に大変
編集作業をしていると、いつも悩ましく感じるものに、参考文献の整理が挙げられませんか。できればスムーズに済ましたい……というわけにもいきません。本文の信頼性を担保し、より詳しく知りたい読者のために更なる情報の提供という意味もありますね。大事な編集実務の一つでしょう。
書式も定まっているようで、いくつかのルールがあるようです。
SISTでは、記載方法を明記しています。こちらを参考にする著者・編集者もいるかもしれません。ただ、必ずしもこれに従う必要もないし、実際従っている本も多くないようです。
特に気を使うのは海外文献。イタリック箇所のチェック、また巻数号数やページ数の表記ルールなど、なかなか複雑になるときもあります。中国語、韓国語のものになると、また別の難しさがあります。
さらに、海外の科学雑誌では略称を使うこともありますね。Nat. Commun.やPNASなど。後者は「ピーナス」と読むようです。美味しそうですね。
また、最近ではウェブサイトを挙げるケースが多く、これにも気を使います。
筆者、記事タイトル、URLはもちろん、最終閲覧日を付けることも多くありませんか。これを著者確認または自分で確認するとなると……すぐにはできませんね。
参考文献一覧は専門家をはじめ、深く興味を持つ読者のための大事な情報源と
なりますので、本文の表記統一と同じく、気を使うところです。
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