Shin Watanabe
アートとデザインに関する記事をまとめています。
はじめに M5 Timer Camera Fは、親指ほどのサイズの筐体に、視野角120°のカメラとESP32、バッテリが内蔵された、自作Webカメラには最適なデバイスです。 ただし、2022年2月現在、使えるようにするにはひと工夫必要でしたので、その方法の備忘録を残します。 環境 M1 MacBook Air, MacOS 12.1 (Monterey) Arduino IDE v 1.8.19 問題点 メーカ公式のチュートリアルにある方法では、サンプルプログラム
2021年11月、M1 Macbook Airが発売されてちょうど1年の現時点では、pipでTensorflowを簡単インストール、という訳にはまだ至っていません。 AppleからGitHubでM1用のTensorflowを公開していますが、説明されているやり方でインストールしたTensorflow環境では、opencvのインストールができないようです。opencvが使えないとDeep Learningの大きなサブジェクトの一つである画像認識に支障がでます。 そこで、いくつか
オリンピック開会式に関連して、「サブカル頼みの開会式・・・(略)」というツイートを見かけました。「おいおい、アニメ、マンガ、ゲームはとっくの昔に日本のメインカルチャーになってるよ。」と思ったのですが、じゃあいつから?ときかれると明確な答えを持っていなかったので、調べてみました。(ちなみに、そのツイートは削除されているようです。ツっこみが多かったのでしょう。) なお、ここではメインカルチャーを「多くの人が好むもの」、サブカルチャーを「一部の人が好むもの」とすることにします。と
先週末、大阪で「表現の不自由展」が開催されていました。 行きたかったな・・・。が、3児の子育て中の身にとっては、週末の1日をそれに割くのは難しいです・・・。 さて、大前提として表現の自由は保証されるべきです。 それを踏まえて、僕が「表現の不自由展」を好き嫌いかと問われれば、キライです。概ね世間一般でも、どちらかと言えば嫌い〜嫌いという人が多数ではないでしょうか。(ネットやマスコミの反応をみてみると。) なぜ嫌われるのかというと、「表現の自由やアートを盾にして、一方的に自分
市場の成熟化や起業のハードルが下がったことにより、今日では、ほとんど思いつく限りの様々な製品やサービスが提供されるようになりました。ちょっとやそっとでは新しいモノ・サービスが生み出せなくなったので、ビジネス分野でもデザインやクリエイディビティが注目されるようになってきたようです。 そういったトレンドを見越していた訳ではありませんが、数年前、僕は京都造形芸術大学(現在は京都芸術大学に改称)の通信学部で建築を学びました。 航空機エンジニアが本職でMBAホルダーという、どちら
Rhinocerosとは、Robert McNeel社が開発した3D CADソフトで、3D CADソフトしては比較的安価な部類に入ります。それでも14万4千円しますが、なんとか個人でも手が届く範囲でしょう。 とはいえ、個人ユースなら無料のSketchUpやFusion360があるので、価格面だけを考慮すれば、Rhinocerosには勝ち目がありません。が、RhinocerosにはGrasshopperというビジュアル・プログラミング環境がデフォルトでついています(現行のVe