アニメはいつからメインカルチャーになったのか?
オリンピック開会式に関連して、「サブカル頼みの開会式・・・(略)」というツイートを見かけました。「おいおい、アニメ、マンガ、ゲームはとっくの昔に日本のメインカルチャーになってるよ。」と思ったのですが、じゃあいつから?ときかれると明確な答えを持っていなかったので、調べてみました。(ちなみに、そのツイートは削除されているようです。ツっこみが多かったのでしょう。)
なお、ここではメインカルチャーを「多くの人が好むもの」、サブカルチャーを「一部の人が好むもの」とすることにします。とすると、邦画の興行成績ランキングが使えそうです。1995年から2020年の5年ごとのラインキングの推移は以下のようになっています。
(出典:CINEMAランキングから邦画(実写、アニメ)のみを抽出)
アニメは赤字で示し、5年ごとのランキングで初登場の作品はアンダーラインを引いています。2010年以降、アニメがランキングの半数以上を占めるようになっています。アニメは次々と新しい作品がランキングに登場している一方で、実写の方は、2005年の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」と「世界の中心で愛をさけぶ」以降、新作がランキングに登場していません。
このことより、2005年から2010年にかけてアニメと実写の立場が逆転した→アニメがメインカルチャーになった、と言えそうです。
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