自己重要感の高い人が周囲から重宝される

能力が低い人は周囲に対して、高い能力を持っているかのように振る舞うことが多く見受けられます。
これは自己重要感が低いので起きる事だと思うのです。

「自己重要感」は、文字通り、自身を重要に感じることです。
この感覚は、周囲から大事に扱われることで得ることができます。
この「自己重要感」は比較的聞き馴染みのある「承認欲求」や「自己肯定感」とは似て非なるもので、「人から大切にされている」と自分自身で感じることが重要なのです。

では、この「自己重要感」を高めるにはどうすればいいのか。

これを解決する方法に「メタ認知」という考え方があります。
「メタ認知」とは、自分の認知していることを客観的に捉え、制御する能力のことを言います。
つまり、今の出来ていない自分を素直に受け入れて、向き合うことなのです。

しかし、実際に「メタ認知」を高めていくに際して、自分自身の不甲斐なさなんて恥ずかしくて素直に認められたものではないし、且つ、悔しさがこみ上げてくるでしょう。

そんな素直になれない自分と向き合うには利他の心が重要だと言えます。

自分自身の利益を追い求めるのではなくて、他者への理解を深めて、他者の利益に目を向けるようにしましょう。
また、他者や与えられた環境/物事に感謝の気持ちをもって常に接しましょう。
そのようにして、他者を見て自分を省みる癖を付けていきます。

そうすることで、おのずと自身の至らない所が明らかになり、表面化した自身の欠点が素直に受け止められるようになるでしょう。
結果、自身のポテンシャル、ひいては自己重要感を高め、他者からの好評価につながると思うのです。