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【スペシャル対談】腸内環境を整えて体内の炎症を抑える!「高濃度水素ゼリー」で始める新・食習慣

健康や美容のため、腸内環境を整える「腸活」が話題です。食事だけで補えない成分を健康食品やサプリで補う人が増えています。でも、あれこれ摂取するのは大変。そんな中、手軽に摂取できる「高濃度水素ゼリー」が人気。そこで水素の最新研究について、美容や健康に詳しいヘアメイクアーティスト界のレジェンドの森ユキオさんが、防衛医科大学薬理学講座の石塚俊晶先生と、高橋さやか先生にお話を伺いました。




石塚:私たちの研究室では、水素が認知機能の障害についてどのような効果があるのかを研究しています。通常よりも老化が早く進むマウスに「高濃度水素ゼリー」を与えて、認知症の症状にどのような影響が現れるか検討しています。
 
髙橋:この研究では、私が腸管、石塚先生が脳のデータを解析し、その両方の繋がり、効果を検証しています。
 
森:美容の知識から、水素が認知症をはじめ、うつ病の炎症を抑えるような効果があるということを耳にしています。認知症とうつ病には何か関連があるのでしょうか?
 
石塚:うつ病に関しては、最近、脳内の炎症による神経細胞の損傷が原因とする説が有力になっています。同じく認知症も、脳内の炎症が慢性的に持続することで、神経細胞が壊れてしまう結果、認知機能の低下がみられることが明らかになっています。つまり、脳内の炎症が認知症やうつ病の成り立ちに重要だと考えられているのです。
 
森:これまでは水素ガスで実験をされていたと思います。現在はどのような方法で水素を投与しているのでしょうか?
 
石塚:新菱さんの「高濃度水素ゼリー」を老化促進マウスに与えて、違いを観察しています。認知機能に関しての効果は現在解析中ですが、髙橋先生の研究している腸では、効果を検証しています。
 
髙橋:老化や脂肪分の多い食事の摂取は小腸での炎症を相乗的に促進しますが、水素はその炎症を明らかに抑制し、炎症で障害された腸管を再生する能力の向上もみられます。
 
森:最近のトレンドでもある「腸活」。老化と腸の炎症には、直接的な関連があるのですね。
 
髙橋:大いにあると思います。老化は小腸に対する直接的な作用はもちろん、腸内細菌の組成を変化させる作用もみられ、水素はどちらの作用においても効果があると思います。
 
森:それが認知症など、腸と脳の繋がりもあるように思うのですが、その辺りはいかがでしょう。
 
石塚:老化に伴い炎症を引き起こすような悪玉の腸内細菌が増加し、脂肪分の多い食事を続けるとさらにその傾向が強くなることが明らかになっています。健康な人では、悪玉の腸内細菌が増えても、腸にはバリアのような、悪玉の腸内細菌が出す悪い物質をブロックする機能が備わっています。しかし、老化によってそのバリアが機能しなくなり、悪い物質が体を循環してしまう…そうなると全身的な炎症が起こり、それが脳にも波及して認知症を引き起こすのではないかと考えられる研究成果が示されています。
 
森:このところ、あらゆる全ての原因は腸から来ているのではないか、という話が増えていますね。
 
石塚:遺伝子を調べる装置の性能向上により、便から直接腸内細菌の遺伝子を網羅的に調べる研究が可能になりました。そのため、腸内細菌と病気との関係がよりクローズアップされるようになりました。
 
森:水素を取り入れると、まるで赤ちゃんに戻ったのかと思うくらい良い便が出るんです。水素が活性酸素を除去することで体内の炎症を抑え、未病に対する新たなアプローチとなることを期待しても良いのでしょうか。
 
石塚:腸に対する水素の効果を調べる研究に伴い免疫の機能を調べたところ、過剰な炎症を抑える免疫細胞が水素によって増えることも明らかになりました。水素は免疫力を高め、しかも過剰な炎症を引き起こさない効果も期待できるのではないかと考えています。
 
森:美容業界においては、そういったアプローチをビタミン類、乳酸菌等のサプリメントで補おうとする方が多いのが現状です。そこで水素、という認知がとても低いんですね。
 
石塚:ビタミンCですとやはりネックになってくるのは水溶性の問題です。血液脳関門というバリアがあることで、油に溶けやすい物質は脳に入りやすいのですが、水に溶けやすい物質は入っていきません。一方、水素は拡散し通り抜け、脳に直接作用する可能性があります。
 
髙橋:摂取した水素が血流で脳に直接運ばれる可能性もありますが、むしろ腸内環境が改善することによる二次的効果に期待しています。その二次的効果が理解されるようになれば、より水素の存在が魅力的に、消費者の皆さんにとっても身近なものになるのではないでしょうか。
 
森:腸に対する水素の研究を進められる中で、女性として積極的に水素を日常に取り入れたいと思いますか?
 
髙橋:これまでの学術研究で、腸内細菌と脳の双方向的な関連性が明らかになっており、それに対する水素水の効果も報告されています。ただ腸内細菌と肌の関係性は、まだ十分に検討されていません。その結びつきをもっと明らかにできれば、水素が美容成分として一気に注目を集めることになりますね。
 
石塚:最近、アトピー性皮膚炎と腸内環境との関連が報告され、水素水による改善作用も示されています。腸内細菌と肌の効果に対しても、水素のアプローチというのは今後期待できるのではないかと思います。
 
森:保存安定性に優れ手軽に摂取できるのは「高濃度水素ゼリー」ならではです。水素摂取の新しいツールとして今後浸透して欲しいですね。


Profile

防衛医科大学校薬理学講座 教授
石塚俊晶 先生
日本ヒト細胞学会理事、日本薬理学会学術評議員
炎症と再生を主眼に、アンメット・メディカル・ニーズの克服に挑む薬理学研究者。

防衛医科大学校薬理学講座 助教
高橋さやか 先生
東京大学分子細胞生物学研究所生体有機化学研究分野で創薬科学を専攻
現在は腸管幹細胞やiPS細胞を用いて、再生医療に向けた基礎研究などを行う。

ヘアメイクアーティスト
森ユキオさん
ROIヘアメイク代表。雑誌やWebメディア、広告をはじめ、第一線で活躍し続ける業界の第一人者。幅広い知識で「高濃度水素ゼリー」をはじめ、化粧品や美容機器の商品開発にも携わる。