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「要するに」で相手の話を冷たくまとめることに注意

今回は、コミュニケーションでやってしまいがちな要注意なことについて。
 
 
誰かと話していて、話の内容を「要するに」「つまり」「一言でいうと」というワードでまとめられて、どこか冷めた感じを受けたことはありませんか?
 
話を聞いていることを示すために時に要約は必要ですが、冷たい印象になることがあります。
このようなワードで話をまとめる際に注意したいことをお伝えします。



このような会話、どう思いますか?
 
「女手一つで育児も家事も仕事もしてきて、ようやく子どもたちも巣立って・・・」
「要するに努力してきたんですね」
 
会話の返しに対して、冷めた感じを受けないでしょうか。
 
「要するに」「つまり」「一言でいうと」などのワードを会話で使うときの注意点があります。
これらのワードを使って話し手の話の情報を要約してしまうことです。
 
 
人は会話をする時に自分の気持ちをわかってほしい、共感してほしいという思いがあります。
 
女手一つで大変な思いをしてきたという気持ちの部分を理解した返しが必要なのです。
 
情報だけをまとめられてしまうと、気持ちのほうを無駄な部分として排除されてしまったように感じるものです。
 
 
情報をまとめるだけのコミュニケーションをしていると、話し手は気持ちの部分を話しにくくなってしまいます。
 
「要するに」「つまり」「一言でいうと」は注意が必要なワード。
相手の話を要約することで理解していることを示そうとしますが、情報だけまとめることをせずに気持ちにフォーカスしましょう。
 
 
 
今回は、「要するに」で相手の話を冷たくまとめることに注意、という話でした。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
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小林いさむ|公認心理師

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