対人関係のポジ-ネガ比率
今回は『対人関係のポジ-ネガ比率』という話をさせていただきます。
ポジティブなことを考えると幸福感を感じて、ネガティブなことを考えると不幸感を感じる。
ごくあたり前のことですが、ネガティブに対してどのくらいの割合でポジティブに考えればよいのか。
ポジティブとネガティブの比率があります。
その比率を紹介して、さらに対人関係にも言えるのではないかという話をさせていただきます。
ネガティブに対してこれ以上ポジティブなことを考えると、幸福感を感じられますという基準があります。
ポジティビティ比 3:1
ネガティブなことに対してその3倍以上のポジティブなことです。
今日、嫌なことが1つあったな、と考えるのなら、
3つ以上、今日は良いことがあったな、と考えるとその日を幸福に感じます。
「今日出かけるときにスマホを忘れてドジをしてしまったな」
とネガティブなことが1つあったのなら、
「今日は良く晴れた良い天気で気分が良かったな」
「ランチがすごく美味しかったな」
「人に親切をしてすごく感謝されてうれしかったな」
と3つ以上のポジティブを考える。
このポジティビティ比は、良好な対人関係を築くことにも応用できます。
相手との会話でネガティブな発言に対して3倍以上ポジティブな発言をする。
相手に対して怒ってしまったり、嫌みを言ってしまったりしたら、3つ以上ほめたり励ましたりします。
ネガティブな発言が多い人は要注意です。
その分たくさんポジティブなことを言わなければいけないので大変になるからです。
夫婦関係の場合は、ポジティビティ比は5:1になるという研究があります。
円満な関係を維持するためにはポジティブな会話の多さが大事なのだと考えさせられます。
今回は良好な対人関係を築くためにポジティビティ比を参考にしてみましょうという話をしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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小林いさむ|公認心理師
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