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「身振り手振り」で話し上手に見せる

今回は、プレゼンテーションをする時のボディーランゲージについて。
 

人前で話すことに苦手意識があると、話の内容や話し方にとらわれがちになります。
「面白いことを話さなければ」
「上手に話さなければ」
 
それも大事なのですが、実は身振り手振りを使ったボディーランゲージによってずいぶんカバーできます。
というよりも、ボディーランゲージの方が大事と言えるかもしれません。
 
人前でうまく話せるだろうか、うまく伝えられるだろうか、とお悩みの方にとって参考になればと思います。




プレゼンなどの人前で話す時には、身振り手振りを取り入れることをおすすめします。
 
話の内容自体ももちろんのことですが、ビジュアル的なものの方が聞き手の印象に残りやすいのです。
 
 
メラビアンの法則というものがあります。
 
人に与える印象についての法則です。
見た目などの視覚情報が55%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、話の内容などの言語情報が7%。

自分が話す内容に気がとらわれがちですが、見た目などの視覚情報が最も大きな印象を与えます。
 
話す内容を練る、話し方を練習するよりも、身振り手振りの練習をする方が効果は高そうです。
 
 
身振り手振りには、緊張緩和の効果もあります。
 
体を動かすので緊張で硬くなった筋肉がほぐれます。
 
動くことで体が大きく見えます。
すると、堂々として余裕がある印象を与えます。
これは人間だけではなく全生物にも言えること。
そして、自分にも余裕が出てきます。
 
身振り手振りで体を動かしながら話していると、気持ちが乗ってくるという効果もあります。
 
 
それでは、どのような動きをすればよいのでしょうか。
 
複雑な動きは必要ありません。
数種類の手の動きだけでOKです。
 
手のひらを前に向けて上下交互に前に出す動き。
頭と胸くらいの位置が良いです。
 
手のひらを前に向けて円を描く。
胸から顔をぐるりと一周する感じ。
 
胸に手を当てる動き。
 
指で数を示す。
「一番重要なことは」
「3つのポイントがあります」
 
可能ならば、これらをたまに左右の手を入れ替えます。
あるいは、両手で行います。
すると、ワンパターンではなく、動きの変化を見せることができます。
 
他に自分が気に入っている動きがあれば取り入れてください。
話している内容と手の動きの意味が一致すれば理想ですが、多少ずれていても聞き手はそれほど気に留めません。
 
 
話の内容に自信がなかったとしても、身振り手振りを入れることで聞き手に与える印象は良くなります。
 
 
 
今回は、「身振り手振り」で話し上手に見せる、という話でした。
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
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小林いさむ|公認心理師

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