余裕を身にまとう訓練「走らない」
今回は、余裕を身にまとう、ちょっとしたトレーニングについて。
昨日、一緒に働かせていただいている人にこう言われました。
「小林さん、余裕がありますね。」
落ち着いて相談業務に対応しているという意味でしょう。
外からはそう見えるかもしれませんが、「内面はそうでもないですよ」と返しておきました。
たしかに人からはよく「落ち着いている」とか「余裕がある」とか見られがちです。
私の動きがゆっくりしているせいかもしれませんね。
私の落ち着きはとりあえず置いておき、このエピソードに関連して思い出したことがあります。
余裕があるように見せる、あるいは余裕を生み出すためのちょっとした訓練です。
その話を今回します。
余裕を身にまとうための訓練。
「走らない」ということです。
説明が必要ですね。
電車に乗り込む時や信号が変わりそうな横断歩道を渡る時に走ってしまうことがありますよね。
そのような時に走らないようにするのです。
せかせかしている人。
ゆったりしている人。
余裕がある人のイメージはどちらでしょう?
後者のゆったりしている人ですよね。
走らずにゆったりと堂々と歩くと良いのです。
(間に合わなければ、当然立ち止まりましょうね)
普段から心がけていると、余裕があるように見えますし、余裕が身についてきます。
この場合の走らないというのは、何かによって自分を振り回されない状態です。
電車や信号、時間に振り回されることは、自分の存在を小さくします。
何ものにも振り回されない状態は、自信や落ち着き、安定感を生みます。
通勤時間の東京の地下鉄のプラットホームはすごく混みます。
これから電車に乗り込みたいのに電車から降りた人たちの波を縫うように進まなければいけません。
前から来る人とぶつかりそうだから、右に避けてみると相手も右に避けて行く手がふさがり、イラっとされてしまいます。
そうやってぶつかりそうになるくらいなら、あえて避けずに歩いてみましょう。
前から来る人が認識して避けられるくらいにゆったりとした歩行で。
やってみるとわかるのですが、みなさん避けてくれるのです。
これには驚きます。
この時になるべく体の動作を大きくしたほうが良いです。
ゆっくりと、歩幅を広く、腕を大きく振って。
ゆったりと大きな動作をしている人を見ると偉そうに感じませんか?
映画やアニメでも、ボスキャラはせかせかとはしていません。
たいていは、ゆったりと余裕のある動作をしています。
ゆったりと大きな動作をしている人には、偉い、強い、堂々としているようなイメージを抱きやすいですよね。
通勤時に実際にやってみると、振り回されずに堂々とした気分になれますよ。
そのまま走らずに会社に出勤すると、朝から自分に余裕を感じられます。
試しにやってみると気分が違いますよ。
今回は、走らずにゆったりと歩くことが余裕を生むための訓練になるという話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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小林いさむ|公認心理師