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【読書note】成長を加速する力:ファンベースの結びつきが開く未来 vol.1

こんばんは、芝本です。

箕輪編集室という結構有名なオンラインサロンを突然辞めるという内容の記事が上がりました。コロナ禍の少し前くらいからオンラインサロンというコミュニティがとても増えてきたという記憶があります。

実際にボク自身もキングコング西野さんの「西野亮廣エンタメ研究所」というオンラインサロンに数ヶ月だけ入会していたことがありました。

オンラインサロンを辞める理由について言及はしません。数千人のオンラインコミュニティを辞めるという事実が衝撃的でした。一方で、巷では、コミュニティマーケティングという言葉をよく聞きます。事業をより成長させていくためには、コミュニティの存在が大切だと考えている会社は意外と多いはずです。

ボク自身も現在、20,30代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援をおこなっていますが、いまキャリアの支援させていただいているほとんどの人が友人や知人、仕事仲間からの紹介で繋いでいただいています。人的ネットワーク(ファンベースやチームビルディング)を構築し、一人一人と真摯に向き合うことで信頼関係を構築して、まずはこちらから与え続けること、そしてそれをやり続けた先に紹介をいただくという流れを構築してきました。この人的ネットワークの存在が確実の事業の加速に繋がっています。

そして、それのお手本みたいな書籍が佐藤尚之さんの著書『ファンベース』です。

今回はファンベースを構築することの必要性や価値についてアウトプットしていきます。

事業の成長に必要不可欠な「ファンベース」とは?

ファンベース(Fanbase)とは、特定のブランドや製品、サービス、または個人に対して熱狂的な支持や愛着を持つ人々(ファン)の集まりを指します。これらのファンは、単に商品を購入する消費者を超え、そのブランドや製品に深い情熱を持ち、積極的に支持し、売上に貢献し、時にはコミュニティを形成することもあります。

❶製品やサービスに対しての熱狂的な支持

ファンは、ただの顧客ではなく、ブランドや製品に対して情熱を持っています。ファンたちは、支持している製品やサービス、法人や個人の成功を自分事として捉え、積極的に支持する傾向があります。

❷口コミによる拡散

ファンベースを持つことは、ブランドや製品の認知度を高める強力な手段となります。熱狂的なファンは、自らのソーシャルネットワークを通じてポジティブな口コミを広め、新たなファンを生み出すことがあります。口コミは最強の集客方法で、ボク自身は友人のオススメよって製品やサービスの購入を決めることが極めて多いです。

事実、多くの人々は、友人や家族、または同じ価値観を共有する人々の意見や推薦を広告や企業のプロモーションよりも信頼します。実際の経験に基づく口コミは、潜在的なニーズを持っている顧客にとって、商品やサービスの品質に関する強力な援軍になります。

❸、高いロイヤリティ

ファンベースのメンバーは、ブランドや製品に対して高いロイヤリティを持っています。彼らは新製品や新サービスに対しても好意的で、長期的な顧客となる可能性が高いです。

例えば、ブランドが環境保護や社会課題の解決、独自のライフスタイルの提案など、特定の価値観を推進している場合、共感する顧客は高いロイヤリティに繋がります。また、顧客サポート、使いやすさ、パーソナライズされた体験など、顧客の期待を超えるサービスなどの優れた顧客体験も、高いロイヤリティに繋がりますね。

ファンベースは、その対象がアーティスト、エンターテインメント(映画、テレビ番組、音楽など)、スポーツチーム、ブランド、製品、またはサービスなど、多岐にわたります。強力なファンベースを持つことは、ブランドや製品の成功に大きな影響を与え、市場での競争力を高める重要な要素となりますね。

ファンベースを構築する必要性

上記で記載したように、ファンベースを構築することで多くのメリットを享受することができます。

いま、この記事をMacBookで作成しています。社会人になり、約10年ほどは会社でWindowsPCを使ってきたので、最初はMacBookに抵抗がありました。しかし、優れたデザインと、圧倒的に使いやすい操作性に触れて、今ではMacBook以外のパソコンを使う予定はありません。これも優れた顧客体験によるファンベース構築の分かりやすい事例だと思います。

では、このファンベースを構築する必要性はどこからくるのでしょうか。

❶情報過多の時代が到来

現代社会では、インターネットとSNSの普及により、情報が爆発的に増加しています。YouTubeで例えると、1分間に500時間分の動画データがアップロードされるみたいです。

ユーザーは無数の選択肢から商品やサービスを選ぶ必要があり、多くの場合、その過程で信頼できる情報源やブランドを求めます。このような状況下では、信頼と共感を基にした強いファンベースを持つことが、消費者の注意を引き、選ばれる確率を高めるために不可欠です。

❷顧客の期待値の変化

テクノロジーの進化と消費者ニーズの多様化により、顧客の期待値は高まり続けています。つまり、ただ商品やサービスを提供するだけでなく、消費者に感動を提供し、感情的な結びつきを形成することが重要になっています。

ファンベースを構築しファン同士の交流を生むことは、このような感情的な結びつきを生み出し、顧客ロイヤルティを向上させる効果的な手段になります。これからは、製品やサービスなどの差別化は「コミュニティ」で生み出していくということですね。

❸ソーシャルメディアの役割

ソーシャルメディアは、ブランドと消費者が直接コミュニケーションを取るための重要なプラットフォームとなっています。熱狂的なファンがソーシャルメディア上でポジティブな口コミを拡散することは、ブランドの認知度向上と信頼構築に非常に効果的です。このため、強力なファンベースの構築は、オンラインでのブランド価値を高める上では必須ですね。

❹持続可能な成長のために

ファンベースを持つことは、短期的な売上の向上だけでなく、長期的な視点での持続可能な成長を実現するためにも重要です。熱狂的なファンは、新製品や新サービスをいち早く体験する顧客となり、継続的な収益源となる可能性があります。

これらの時代背景を踏まえると、現代の事業においてファンベースの構築と維持は、成功のための重要な要素であると言えます。

企業によっては、上述した理由以外にもファンベースを構築する必要はあると思いますが、コミュニティは持っているほうがいいというのは疑いようはなさそうですね。

次回の記事では、顧客からファンになっていく3つのアプローチについてアウトプットしていきます。

今日はここまで。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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