観ましたか?「関心領域」
板橋「BIstroむじか」の伊藤です。
今日は(も?))料理と全く関係のない話です。
料理人ですが料理と関係ない話を書きたくて始めたノートなので許してください。
少し前になりますが映画「関心領域」を観て来ました。
カンヌ国際映画祭グランプリ
アカデミー賞の音響賞・国際長編映画賞
などを受賞した作品。
題名に「領域」なんてあるものだから
頭の中からは「呪術廻戦」に出てくる「領域展開」と言う言葉が
離れません。
そんなこの作品は
全編を通して異様な空気感が・・・。
アウシュヴィッツ収容所の横に壁を隔てて住む
所長一家の淡々とした「日常」を映し
直接的に暴力的描写は無いものの細かな描写や音で
凄まじいまでの暴力性と不穏な空気感を逆説的に描いています。
収容所の「中」と「外」と言う各々の「領域」。
中の領域が描かれる事は一切ないのですが
その差は押して知るべし。
「中」の領域で行われている事への
「外」の領域に住む人間の「無関心」な姿から
人間の恐ろしさが描きだされています。
ただちょっと待てよ。
果たして本当に「無関心」だったのだろうか?
私には自分を保つ為に
「無関心」を=装っていた=のではないかと
感じれらます。
1975年生まれの私にとって
「戦争」は少し遠い話し。
今も行われているのにも関わらず。
なので
戦時下の人間の精神状態と言う物は
わかりません。
だからこそ無関心を「装っていた」と
思いたい。
その気持ちが有る事も確かですが
後半に進むにつれて「装っていた」と感じさせる
描写が出て来るような気がします。
「中」の世界で行われている事は理解しつつも
自分の信じる(信じさせらた)捻じ曲がった『正義』に
を押し通す為に装わざるを得なかった。
そう思います。
だからこそ
より一層怖く感じたのでしょう。
この映画を一言で表すとしたら
「悪」
「邪」
「闇」
人間の持つ「負」の部分を抉り出します。
ん〜
果たして人間はそもそも「悪」なのか?
環境や教育によって「悪」になるのか?
自分はどうだろう?
外の領域に対して「無関心」であったり
「無関心」を装って無いだろうか?
「あるなぁ。。。」
皆さんはどうですか?
色々思った事、感じた事を書いていたら
何を言いたいのか良くわからなくなってしまった。。。
まとめすらも出来ない。
まいったなぁ。。。