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台三線お茶のある風景<九份>

<九份>カフェ巡り

 九份と言えば、19世紀末期にゴールドラッシュで賑わい、採掘量の減少とともに一旦忘れ去られるも、ヒット映画『悲情城市』の舞台となって注目を集めた場所です。
 
 小上海というお店、その目の前が茶館として有名な阿妹茶楼があります。ちょうどこの辺りの階段で記念撮影する観光客の渋滞が起こります。

ゴールドラッシュ時代、九份に建てられた劇場 昇平戯院

暗街仔
 九份の基山街はお土産屋さんが軒を連ねて立ち並び太陽の光が入らないほど暗いから暗街仔という別名があると聞いたのですが定かではありません。先入観なく連れて行かれたら、こちらのほうが中心地だと思うかもしれません。

軽便路
 軽便路は、軽便車(人力の台車)が行き来したことにちなんで名付けられました。昔はこの軽便路と豎崎路が九份の町の中心だったみたいですが、映画の影響で賑わった豎崎路に比べて軽便路はかなり寂しい状態になってます。

豎崎路
 九份と言えば、『悲情城市』を知っている人も知らない人もお土産屋さんをまわった後はこの階段を下って帰路につきます。お寺や神社の階段とは異なり、上まで上りきったからと言っても別に何もなく、ただ左右に立ち並んでいる茶楼などに目を泳がせながら上り下りする(たぶん)294段の階段はまったく苦にはなりません。

阿妹茶館

 今は台北ではあまり見かけなくなった放し飼いの犬がここにはまだいました。

 初めて台湾に来た時、本屋さんの本の平積みの上で犬が寝ているのを見てびっくりしたのは、今となっては懐かしい昔の話となりました。

 地方に行き、あいかわらず自由にしている犬たちをみると嬉しくなります。

 九份の犬はおとなしい子たちだけれど、人が通ろうとしても動きません。可愛がられて育ったの子たちなのでしょうね。

上の記事は台湾茶散歩中の記事です。他地域の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀

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