見出し画像

台三線お茶のある風景<北埔>

<北埔>Hoppo Tea紅茶缶

 姜阿新が永光公司を創設して紅茶を生産した翌年1935年5月27日は、台湾総督府開基40周年記念日でした。

HOPPO-TEAイエロー缶

姜阿新は、総督府が台北で10月10日から11月28日まで開催した台湾産業博覧会において、北埔産紅茶と4オンス紅茶缶を大いに宣伝しました。

 当時、国内の罐茶は三井紅茶の独壇場(1928年台湾で缶入り紅茶販売開始)で、三井・三菱の牙城を崩すことは不可能と想定されました。

 しかし、彼の本当の目的は牙城を崩すことではなく、烏龍や包種茶生産地である北埔が紅茶の生産を開始し、それが良質な紅茶だと知らしめるためでした。

姜阿新洋楼で販売している茶サンプル
東方美人外観
お茶のサービスも

 ある意味でこの挑戦は成功しました。これが三井農林との取引のきっかけとなったからです。

 商標のHoppo Teaは北埔の日本語発音です。

永光公司復刻缶

上の記事は台湾茶散歩中の記事です。他地域の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀

いいなと思ったら応援しよう!