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進んでいないように見えても、だいじょうぶ
子育ての螺旋階段
Omimiかふぇに来てくださる、ある親御さんが次のようなことをお話ししてくださいました。
「子どもに対しての言葉かけや、自分の捉え方を変えようとしているんですが、何度も何度も同じ失敗を繰り返してしまうんです。子どもをイライラさせたり、落ち込ませたりしてしまって…。Omimiで話を聴いてもらっているのに、自分に変化がないように感じて、ずっと同じ場所に立っているようで辛いです。」
そんなふうに感じている親御さんは本当に多いです。そしてこれを読んでいるあなたも「私も同じ」と思った人もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、この「変わっていない」と感じること自体が、実はあなたが変わり始めている証なんです。そう、以前は気づかなかったことに、今は気づける自分がいるということなんです。
子育てを螺旋階段に例えるお話
私は、そんなお話を聞くたびに、子育てを「螺旋階段」に例えてお話しすることがあります。
子育てって、本当に大変です。階段を上手く上がっていっていると思ったら、突然足を踏み外してしまったように感じたり、ぐるぐる同じところを回っているだけのように思えたり…。それがどれだけ辛いことか、私も身をもって知っています。
ですが、螺旋階段をイメージしてみてください。
一見、同じところを回っているだけに見えるけれど、実は少しずつ上に進んでいますよね。景色の変化がわかりにくくても、確実に前に進んでいるのです。
「また同じことをしてしまった」に隠れた成長
例えば、親御さんがよくおっしゃるのは、「また同じことをしてしまった」と感じる瞬間のお話です。ですが、その「また同じ」という気づきこそが、以前とは違うあなたになっている証です。かつては気づけなかったことに、今は気づけている。それが、あなたが子どもと一緒に成長している証拠なのです。
一緒に上る子育ての階段
子育ては、エスカレーターやエレベーターのように楽に上に行けるものではありません。一歩一歩、足元を確認しながら上る階段のようなものです。途中で足を滑らせることもあるでしょうし、立ち止まることもあるでしょう。それでも、確実に進んでいます。
螺旋階段を上っているあなたがふと見上げたり、振り返ったとき、「あ、こんなに進んでたんだ」と思う日が必ず来ます。焦らず、少しずつでいいのです。
一緒に成長していくこと
子育ては、親が一方的に教えるものではありません。親も子どもも、同じ螺旋階段を一緒に上っています。どちらか一方が先に進むわけではなく、時には親が子どもに支えられ、子どもが親に助けられながら進むのです。
今日もあなたは、一歩進んでいます。ほんの少しでも、その前進を感じてみてください。どんな経験も、あなたの成長に繋がっています。そして、今日という日は、これからの未来を形作る大切な一日です。