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伝わらないのは誰のせい?自分に矢印を向ける大切さ

先日、仕事で生じた心のモヤモヤについて考える中で出てきたキーワード、「人の振り見て、我が振り直せ」という言葉について、私自身が気づいたことをお話ししたいと思います。この言葉、わかっているつもりでも、実践するのは難しいと感じることがしばしば。わかっていても日々の中で、つい矢印を相手に向けてしまい、反省することがあります。


矢印を相手に向けるクセ

私が特に矢印を向けがちな場面を考えてみると、こんなときです

  • 相手が決めつけた態度を取ったとき

  • 自分とは違う考え方や反応を示されたとき

  • 自分の努力やサポートを認めてもらえなかったとき

そのたびに、「なんでこの人はこれができないの?」「どうしてここがわからないの?」と、心の中で相手に矢印を向けて責める気持ちが湧いてしまいます。

でも、冷静に考えると、この気持ちの根底には 「自分の考えが正しい」「自分の行動は正しい」という思い込み があるのだと気づきました。


「当たり前」という視点が邪魔をする

たとえば、「これくらいできて当たり前」と思ってしまうと、相手が期待通りに動かないときに不安やイライラを感じます。これは、親が子どもを見ているときの感覚にも似ています。(夫婦間でも。。。)

  • 「こんな簡単なこと、どうしてできないの?」

  • 「伝えたつもりだったのに、なぜ伝わっていないの?」

こうしたすれ違いは、親の「期待」と子どもの「実際の行動」が一致しないときに起こります。そして、それを相手のせいにしてしまうことで、親子関係がギクシャクしてしまうこともあるのです。

考えてみると、こんなことを繰り返していると、相手も面倒臭くなってしまい、「うん」「大丈夫」とか生返事をしてしまうのでしょう。
しかし、本当にはわかっていなので、またこちらのイライラはマックスになり爆発してしまいます。改善するどころか不満のループに陥ってしまいます。


矢印を自分に向けるということ

では、どうすればこの「矢印を相手に向けるクセ」を改善できるのでしょうか?

まずは、自分がどのように伝えたかを振り返ることです。子どもが親の期待に応えられなかったとき、「自分の伝え方に問題があったのかもしれない」と考える視点を持つことが大切です。

たとえば、こんな言葉をかけてみるのはどうでしょう?
「私が伝えたいこと、ちゃんと伝わっていなかったみたいだね。ごめんね。」

大人が自分の間違いを認め、素直に謝る姿を見せることで、子どもも安心感を持ち、親とのコミュニケーションがスムーズになることがあります。


「素直になること」の大切さ

私たち大人も完璧ではありません。そして、子どもだって同じです。お互いに「素直になる」ことで、親子の関係はもっと良くなるのではないでしょうか。

私もつい矢印を相手に向けてしまうことがありますが、そんなときは「自分に矢印を向ける」ことを意識しています。

今回の内容が、子育てに悩む方や不登校の保護者の方に少しでも参考になれば幸いです。一緒に、矢印の向きを少し変えてみませんか?

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