福祉理美容師の資格取りましたー!
コロナでずれ込み2年越しのリベンジ。
福祉理美容士の資格取りました!
福祉や介護は本当に奥が深い。目から鱗の知識と情報と実技。
知らない事を知る喜びを感じました。(介護士さん看護師さん心から尊敬。)
コロナ前の2019年、休みの日に母の施設でボランティアでカットしていたのがきっかけ。
3回してあげられたかな。
最初は施設でカットしてる方も仕事でされているので遠慮してたんですが、どうしても母の髪が気になって施設の方に「母の髪切らせてもらえませんか」とお願いして。
母のカットをしていたら、施設の方にお願いされて他のおばあちゃんやおじいちゃん達もカットの手直しをしてあげました。
それもう喜ばれるし、私もやらせてもらった方々のそれまでの人生を知って色々感じ取って。
毎回母を訪ねる度にカットしたおばあちゃんやおじいちゃんにも声かける様になりました。
ちゃんと学んで資格取ったら?と姉に言われたのがきっかけで、取ろうとしたらコロナ。
試験も講習もキャンセルや延期。
病院、施設も面会禁止で1年半母には会えず。
モチベーションも下がってしまっていました。
そして去年母が亡くなり、悲しみのどん底にいた時に、ふと思い出した福祉美容師の資格。
訪問美容師さん達にも情熱と経験を持ってお仕事されてる方々が沢山いらっしゃるのはわかっているので全部が全部そうじゃないのは大前提ですが、
みんな似たような角刈りにされてしまってたおばあちゃん達やとにかく短ければいいのが見えてしまってるスタイルのおじいちゃん達に、もう一度笑顔を届けたいと思い、資格を取ろうと決めた年末。
「作業」としてカットするのではなく、コミュニケーションや心の繋がりを大切にしたい。
母を通じてわかったのは、寝たきりでもちゃんと本人はわかってると言う事。
話せない人も、触れてあげたり話しかけてあげる事で気持ちは伝わるという事。
いくつになっても、綺麗にかっこよくしてあげようという気持ちのある美容師に髪の毛をやってもらいたいんです。
身体や季節の状況に合わせてもちろんカットをしてあげるのが大前提だけど、その人らしい、その人らしくいられるスタイルを届けて、少しでもその方の生きる時間が豊かになれる様に。
介護されてる御本人はもちろん、介護してる方々にも寄り添える存在に。
資格を持って、技術と知識を身につけた私で母のカットしてあげたかったな。
むしろ、もっと介護について学んでいたらスムーズに介護出来ただろうな、と後悔。
もっと痛くなく辛くなくサポートしてあげられたなぁ、と学びながら反省しかなかったです。
お母さん、ごめん。。。
お母さんには間に合わなかったけど、喜んでくれてるかな?
それでもコロナの前にカットしてあげられて良かった。
勇気出してお願いして良かった。
この資格取得は母がいなかったら、病気でなかったらきっとなかった事。
きっかけをくれてありがとう。
少しでも人を笑顔に出来る様に、私頑張るね。
プロとしてまた一からの気持ちで。
精進していきます。
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