【記事紹介】音楽はどれくらい食事に影響を与えるのか?
かなり興味のそそられる話
ガストロフィジクスという言葉をご存知でしょうか。ガストロノミー(美食)とサイコフィジクス(精神物理学)を合わせた造語なのですが、今日はこれについて書かれた記事のご紹介です。
ガストロフィジクス、一言で言えば「おいしさの科学」とも言えそうですが、記事中音楽についての言及もあります。
そして「音」。例えばクラシック音楽は料理への満足度をアップする。レストランのBGMをポップスからクラシックに変えると食事客は一人につき平均2ポンド多く払うという実験結果が本書に紹介されている。
色と音楽を組み合わせればより効果が表れる。赤い照明と「甘い音楽」を組み合わせるとワインのフルーティーさを際立たせるのだ。「甘い音楽」とは、例えばフィギュアスケートでもおなじみのプッチーニのオペラ「トゥーランドット」第三幕の「誰も寝てはならぬ」。この曲は赤ワインの深みを際立たせるという(加えて言えば、イタリア料理の満足度を高める可能性も高い)。
実験結果が紹介されているのはこちらの本です。
人間の感覚というのは意外と曖昧
私達は食事をする時、そのおいしさを「舌」、つまり味覚で感じていると思っていますが、どうやらそれは味を構成する一部に過ぎないとも言われています。
どこで食べるのか、お皿の色はどうか、その時のBGMはどんなものか、料理のジャンルは、体調はどうかetc...と、様々な要因があって「味」というものが決まっているといいます。
音楽もそれに関わっているとしたら、楽しいことだと思いませんか?例えば、お店でなくとも自宅で好きな音楽に合わせた料理(又はその逆)を考えると楽しみが一つ増えるように思います。
先日紹介したハチャトゥリアンの仮面舞踏会など、ボディの強い赤ワインに合わせるとピッタリなどと私は思います。
家で食事する時、ついYouTubeを観てしまいがちですが(笑)時には音楽を合わせて食事を楽しむのも悪くないかと思います。
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