ロードシス姿勢の攻略法
あけましておめでとうございます。
今年も臨床ガチ大学では、現場で使えるスキルになる内容を軸に、機能解剖学や運動療法&ピラティスを中心として配信をしていきます。
新年1発目のコラムは「ロードシス姿勢の攻略法」。
12月末に投稿した「スウェイバック姿勢の攻略法」が好評だったため、姿勢シリーズということで、今回は「ロードシス」についてのメカニズムから姿勢修正におけるポイントまで解説をしていきます。
スウェイバック姿勢の攻略法⬇⬇
全ての姿勢評価の共通事項
姿勢が修正できる時点で、筋肉の短縮ではない。
これは必ずしっておく必要があります。
つまり…
姿勢がセラピストの誘導によって修正出来る時点で、筋肉の短縮とかではなく、その姿勢の取り方が機能的に分からなくなっているだけというだけ。
そういう状態にも関わらず…
ストレッチして伸張性を改善したり、、
マッサージをして緩めたり、、
短縮している様に見えるだけで、姿勢が理想の状態に一瞬でも修正出来る時点でストレッチやマッサージでどうにかしようとするのはNGであり、身体にモーターコントロールとして使い方を学習させることが重要になります。
2種類のロードシス姿勢の違い
一般的には…
ロードシス姿勢のことを「反り腰」と一般の方は解釈していますが、ロードシス姿勢に関しても大きく分類して2つに分かれます。
・ロードシス姿勢(腰椎過前弯症候群)
・カイホロードシス姿勢(後弯前弯型姿勢)
一般的なロードシス姿勢は、腰椎過前弯症候群のことを表していますが、臨床的にはロードシスに加えてヘッドフォワードポスチャーが合わさっているケースが非常に多いです。
ヘッドフォワードポスチャーが合わさることによって、頭部が前方変位するため、上位胸椎レベルは必然的に屈曲アライメントになります。
ロードシス姿勢かなって感じても、上位レベルの胸郭周辺の位置関係からカイホロードシス姿勢(後弯前弯型姿勢)になっていることも多いため、頭頸部アライメントや胸郭周囲の位置関係の評価することも必要になってきます。
スウェイバックとロードシスの違い
スウェイバック姿勢とロードシス姿勢の最も大きな違いになりますが、ここを押さえておくことでも身体へのメカニカルストレスを把握することが出来るので姿勢評価をする上では重要になります。
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