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住んでいる世界は同じで違うのは君と僕との世界観だけ 伝えたい声はノイズに消えてゆき 想いは文字に埋もれ消される 傷つけるつもりはないのに正直になればなるほど刃(やいば)の「ことば」 * わかり合う気は最初からないけれど誤解で終わるのは忍びない (20230225/私之若夜=しのわかや) ※写真はcanvaからいただきました。
御利益は無くても祈りが込められた御守パワーが意外に強味 聞く耳を持たない長(おさ)に訴える 無駄とわかっても訴え続ける 目に見えぬ些細な努力も続ければ 全くやらないより ずっといい (20220305/私之若夜=しのわかや) ※画像はCanvaからいただいています。
各地から新幹線でやって来る鮮魚なんかが多い御時世 暖かな陽気はとても嬉しいが花粉は御免被りたいもの 米は美味い けれども「ばかり」食べてると いずれ栄養失調になるよ (20220304/私之若夜=しのわかや) ※画像はCanvaからいただいています。
山を下(お)り都内に向かう交通も それを「上り」と言わせる道理 坂の上で何かいいこと待ってると 着いたちょい先が また上り坂 年間の業務成果の高低差を ならせばトータル=低空飛行 (20220302/私之若夜=しのわかや)
誘惑に負けて つい買うコンビニの新商品がいつも悩ましい 「レジお願いします」と呼ばれて来た人のマスクに付いてた飯粒の事情 納品時 並ぶケースやコンテナをゲームさながら よけて移動す (20220301/私之若夜=しのわかや)
半額になった惣菜に 手を伸ばし引っ込めたときの 息の合うさま 並ぶならよく見て選ぼう レジ待ちも急ぎの時には ハマれば地獄 くっついたビニール袋を開(ひら)けずに 長く感じる時間の不思議 (20220228/私之若夜=しのわかや)
理性ってブレーキ・アクセル両方になりうる危険に今更気づいた 妄想は膨らむけれど目の前の現実がそれを萎ませる日々 淡々と理路整然と悪行を正当化する理性の狂気 (20220228/私之若夜=しのわかや)
チャッ〇マンをカチカチやり過ぎ ガスよりも先に電池を切らしている件 皮肉にも 一生懸命したことが不評で 手抜きが賞賛されてる 頼んでも なかなかやらず 頼んでもないのに余計なことをしている (20220228/私之若夜=しのわかや)
残ってるキムチ・豚肉で何作るって 豚キムチしかない発想力 あっ、彼女の元カレと僕の元カノが出来ちゃってるけど僕らは いったい… 実家より 車の屋根に乗ってきた片方だけの乾きかけの靴 (20220227/私之若夜=しのわかや)
特上のカルビを三皿(みさら)も食う友に鬼を重ね見た焼き肉ランチ 夜勤明けの疲れを癒やす暇もなく SNSに酷使されてる 検診で朝食抜きの人の前で ムシャムシャこれ見よがしに食いまくる (20220226/私之若夜=しのわかや)
ああでもないこうでもないと言い合うが無駄な時間を楽しんでいる お〇らなど お互いに出す音ばかり右肩上がりに増えてゆく仲 自分のが冷蔵庫には近いのに「手が塞がってるから取って」と言う (20220225/私之若夜=しのわかや) 【付記】『置き忘れられた短歌Ⅰ~Ⅹ』の続編と思っていただければよいかと思います。以前は一度に八首ほど投稿していたのですが、さすがに多いので、三首程度にしたいと思っています。よろしくお願いします。何処まで続くかわかりませんが、がんばってみます(笑)
久々の短歌の投稿です。「雨水(うすい)過ぎ・春待つ」を主題にして二首詠みました。今回は古語を意識した詠み方にしていますが、よかったら、どうぞ。 『雨水(うすい)過ぎ・春待つ』 ◯ 水温み枯れ野に残る雪もなく山々は遠く遠く春霞 ◯ 氷霜を溶かす日差しも温かき 草木の萌ゆる春を待つかな (20220223/私之若夜=しのわかや) ※写真:Canvaで作成したものです。
『白梅の花』【短歌】 ○ 真緑の枝に置かれた玉の芽に紛れて咲いた白梅の花 (20220220/私之若夜=しのわかや) ※今回、花の写真は自分で撮影しました。 〈おまけ〉 『でかいクマさん』【狂歌連昨】 腹が減り あっという間に つけ蕎麦を二枚平らげる日曜の昼 もう一杯もう一杯と際限なく 食べて はち切れそうな胃袋 ああ食った 食った食ったと腹鼓 タヌキじゃなくってクマが打ってた クマさんは食欲大で胃もでかい ついでに×
今回で、とうとう10回目になります。このシリーズの最終回です。短いようで長い道のりでした(笑)よかったら読んでやってください。よろしくお願いします。 『真っ赤なおハナ』◯某ホテルの回転扉に激突し顔面スタンプ、真っ赤なお鼻 ◯家に帰り、君が受け取るはずだった真っ赤な薔薇を、花瓶に挿す僕 1つ目です。悲劇です。実話です。若干鼻血もでました。友達の結婚式場です。式場内が薄暗かったので、目立たなくてよかったです。それがせめてもの救いでした(笑) 2つ目です。悲劇です。若かりし