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痛みとコミュニケーション

どうもです。

医療におけるコミュニケーションの教育・研究は歴史が深く、運動器疾患に対する介入時の「関係性の構築」の重要性は常に焦点が当てられてきていることかと思います。

それは良質なコミュニケーションが症状の軽減に影響するからです。

これってピラティススタジオでも同様で、「痛み」に介入するケースは珍しくないことですので、「関係性の構築」は我々インストラクターでも必須のスキルになると個人的には考えております。


医学教育の基礎を築いた医学者である、William Oslerは「Listen to your patient,He is telling yuo the diagnosis(患者の言葉に耳を傾けなさい、彼らはあなたに診断を告げています)」という言葉を残し、多くの医師に影響を与えたとあります。

円滑なコミュニケーションスキル、現場でいう問診スキルが備わっていることで、診断に必要な情報の80%は問診で得ることができるともいわれております。1)

実際に近年では、良質なコミュニケーションがどのような影響を与えるかを分析した研究も多くみられるように、顧客満足度の向上だけではなく、クライアントの目標に向けて建設的に取り組むことができるとともに、インストラクター自身の満足度(やりがい)の向上にも寄与するものだと思っております。(当然、結果が生まれやすいこと、コミュニケーションが円滑だと双方にとって良いレッスンになるに決まってますし)

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