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関節可動域に運動療法で立ち向かう


運動指導者の評価・介入において必須となるのが関節可動域(ROM : range of motion)です。


そして関節可動域の改善も現場で必ず求められるもので、その重要性は皆さん重々ご理解されていることかと思います。


実際に理学療法士協会の調査でも、治療を行ううえで問題となる障害に「ROM障害」を挙げていますね1)改めてROM障害に対する運動療法の知識は必須です、今回はそんな関節可動域に対する運動療法でどう立ち向かうのか、筋腱由来のROM制限に対して、どんな種類があるのかを実用例も含めて解説していきます。



理論的な部分を咀嚼すれば、様々なシーンで応用できますので、ぜひご活用ください。運動療法として過緊張筋を抑制するには、中枢神経系の抑制作用を利用します。

1a抑制(相反神経支配)
1b抑制(自原抑制)
反回抑制
協働筋抑制

1つずつ紹介していきますので、現場で応用しましょう。


1a抑制(相反神経抑制)

相反神経支配
関節の動きを円滑にするために主動筋が収縮したときに拮抗筋が弛緩する神経機構を相反神経支配という。

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