関節可動域に運動療法で立ち向かう
運動指導者の評価・介入において必須となるのが関節可動域(ROM : range of motion)です。
そして関節可動域の改善も現場で必ず求められるもので、その重要性は皆さん重々ご理解されていることかと思います。
実際に理学療法士協会の調査でも、治療を行ううえで問題となる障害に「ROM障害」を挙げていますね1)改めてROM障害に対する運動療法の知識は必須です、今回はそんな関節可動域に対する運動療法でどう立ち向かうのか、筋腱由来のROM制限に対して、どんな種類があるのかを実用例も含めて解説していきます。
理論的な部分を咀嚼すれば、様々なシーンで応用できますので、ぜひご活用ください。運動療法として過緊張筋を抑制するには、中枢神経系の抑制作用を利用します。
1つずつ紹介していきますので、現場で応用しましょう。
1a抑制(相反神経抑制)
ここから先は
1,840字
/
3画像
¥ 1,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?