その価値観は自分軸?
ここ数年「自分軸」とか「他人軸」とか
流行ってますよね。
去年、美容系講座でこの言葉が使われてて、
すこし笑っちゃいました。
「流行りの言葉」
なんだろうなーとか思いながら聞きました。
話は変わりますが、十年以上ライターをしていると色んな技術職(クリエイターとも言う)とタッグを組む場面が出てきます。
実力も実績もある素晴らしいプロの方々と、
仕事させて貰っているなあ…と感じているのですが。
数年前だったかな?
腕も良くて仕事ぶりも信頼しているクリエイターさんの一人が
「若い子に仕事取られると困るから」
という理由で、とあるクライアントとお付き合いしている話を聞いて驚いたんです。
私が驚いた理由は
「え?あなた、それほどの実力と
キャリアがあって若手に負けるとか考えるんだ!」
という衝撃だったんです。
それほど、その人の仕事を私なりに
評価していたから驚きました。
時間が経過して自分なりの解釈として
「"単価の低い若手"に自分の仕事を
奪われるのが嫌だ。という話かも。」
という落とし所です。
確かにフリーランスで仕事をしていると、
そういう場面は考えられます。
私のライターとしての経歴では、
若手に仕事を奪われるという経験は
無いんですよね。
自分から価格交渉をしたら、
ご縁が遠のいたクライアントはいますが。
単純明快に私が「先方のニーズ」にそぐわなかったんだろうなーという解釈でいます。
この「自分の単価」問題なんですが、
もし私がライターの仕事で年齢を
理由に雇ってもらえなくなることが
あったとしたら。
それは「そろそろ所属する場所」
を変えた方がいいんじゃない?
というサインなのだろうと受け取ります。
十年以上もキャリアを積んだ業種で、
実績やスキルよりも「若さ=安さ」を
選ぶクライアントが周囲に増えてきたら、
その時はその仕事を離れる勇気も
必要かも知れないのです。
現在の自分の働き方については、
ライター以外にも自分のスキルを
かってくれる人たちと仕事をしている
感じなのですが。
先を見据えてもう一つ、
軸足を持つことも必要かもしれないと
考えながら動いています。