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「感情」をシェアしあうことで進むこれからの組織作り

こんにちは! @ShinjiTakenaka  です。

今日は、弊社で大事にしている「emochan」という1on1ツールをご紹介したいと思います!

皆さんは普段、どの程度1on1に時間を使っていますか?
1on1ではどの程度感情を含めた自身のことをオープンにできていますか?
そんな人にぜひ読んでいただきたいnoteです!


1. emochanとは何か?

さて、早速ですがemochanと聞いて知っている人はどの程度いるでしょうか?emochanとは「メンバーも、マネージャーも、人事担当者も、
みんなが簡単・効果的にはじめられる1on1サポートツール」です。

具体的には、1on1をするときに参加者でこのツールを使うと、AIファシリテーターであるemochanが色々と手助けしてくれます。
具体的には以下のような機能があります。

  1. 自分の感情をシェアし合うことができる

  2. 音声入力に対応している

    1. しかも、サマリを自動で生成してくれる

    2. 結果を後で見返すことができる

  3. 第三者視点が入ることで、1on1の質が高まる

    1. 共通点や思考についてコメントをもらえる(リフレクションに繋がる)

    2. AIがテーマ候補を出してくれる(日常のこと、ビジネスのこと等)

こんなことができます!自分の思考の癖に気付くキッカケや、メモを取らず対話に集中できる等いろんなメリットがある素敵なツールです!

emochanの様子

2. なぜ「感情」に目を向ける必要があるのか?

弊社でなぜこのemochanを推奨しているのか?それはまさに、emochanを通して感情マネジメントが進むからだと考えています。

ダニエル・キムによる組織の成功循環モデルという言葉をご存知でしょうか?組織において、高いパフォーマンスを出し続けるためには、「結果の質」から始まるサイクルではなく、「関係の質」から始まるという理論です。

参考:https://weport.jp/column/coretheoryofsuccess/

想像してみてください。
いきなり、「結果の質」だけ求められる業務は心理的安全性もなく、自分の存在そのものへの承認がそこまで感じられないのではないでしょうか。

だからこそ、まずは一人の人としてその人を承認する(関係性を理解しあう)関係作りこそが、組織開発においては大事だと思います。

そして、この関係性の質を高めるための大事なツールがemochanによる「感情」を理解し合うことだと思っています。

相手の感情を理解するということは、相手の思考や体験、価値基準を理解することに繋がることだと思いませんか?

参考までに「ダイアローグ」という本もご紹介させていただきます。
この本は「意見」の背後にある「経験」「感情」「価値観」を理解することの重要性を説いています。

3. 人的資本経営との関係

2022年1月17日、第208回国会での岸田首相の施政方針演説において「付加価値の源泉は、人にある」という話は記憶に新しいかもしれません。

ISO30414(International Organization for Standardization 30414/ 内部・外部への人的資本報告のガイドライン)は、以下の11の人的資本領域において58のメトリックが示されています。(「経営戦略としての人的資本開示」より)

  1. ワークフォース可用性

  2. ダイバーシティ

  3. リーダーシップ

  4. 後継者計画

  5. 採用、異動、離職

  6. スキル、ケイパビリティ

  7. コスト

  8. 生産性

  9. 組織文化

  10. 組織の健康、安全、ウェルビーイング

  11. コンプライアンス、倫理

ここでいう9.組織文化や10.組織の健康、安全、ウェルビーイングにこの「感情(マネジメント)」が深く関係していると思っています。

これからは、ますます「人的資本」の考え方が当たり前かつ重要になってきます。だからこそ、組織の健康状態を常に正しく把握しておく、そしてそのための準備・組織作りをしていくことが大事だと思います。

4. 「感情」に目を向けることで進む組織作り

では、感情に目を向けることでいったいどんなことが起こるのでしょうか?

私は、組織作りのみならず、新しいリフレクションやアンラーンの機会に繋がると思います。

普段コーチとして活動する中で感じることですが、多くの人は誰かと対話する際に無意識に自分の経験や価値基準というフィルターを通して解釈しようとします。

でも、「感情」に目を向けるということは、その人のヒストリーや価値基準にフォーカスがいきます。そこにemochanのようなAIが入ることで自分以外の眼鏡で物事を見ることができるわけです。

その経験を通して、自分自身の物の見方へのリフレクションや、新しい枠組みを理解するアンラーンへと繋がると思います。

5. 将来的に理想とするカタチ

私は、将来的にはAI emochanのようなファシリテーターが世の中にますます浸透していく未来こそが、世の中の「無意識の偏見」や「固執した物の見方」などをなくしていく一手になると思っています。それにより、組織開発がどんどん進みやすい世の中になっていくと思います。

組織作りにおいて、正解は会社によって違うと思います。

でも、「企業は人なり」と松下幸之助が言っていたように、すべては「組織」の構成員である人によるものが全てです。

私は、一人ひとりのポテンシャルを解放するために普段コーチとしても活動していますが、ポテンシャルを解放するためにもその人が感情も含めて、心の底からどう考えているかが大事だと思っています。

このnoteがキッカケで少しでも感情やemochanに興味を持ってくれる人が増えると嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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Shinji Takenaka
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