第11話 「世界に誇る松本の工芸」
5月。春の終わりから初夏に移っていく、爽やかな季節ですね。
よく風薫る5月と言いますが、ここ松本では「工芸の5月」という言葉もずいぶん定着してきたのではないでしょうか。県の森でのクラフトフェアをメインのイベントとし、その前後に市内のあちこちでいろんな分野の作家さんたちの展示が見られます。長野県内だけでなく遠く首都圏や関西方面からも何万人もの工芸ファンが訪れるようです。
時代の流れもひと昔前の大量生産大量消費の時代から、作り手の顔や考えが見える「個性的なもの作り」が好まれる