鵞足炎ってなに?
ランニングした時に膝の内側に痛みを感じてしまったので、
今回は鵞足炎について紹介していきたいと思います。
鵞足炎の場合、膝の内側で、膝のお皿(膝蓋骨)の下の方に痛みが出るのが特徴です。
実はこの痛みが出る部分には、ある三本の筋肉が停止している付着部があるんです。
その付着部で炎症が起こることで痛みを感じていることが多いのが鵞足炎なんです。
この三本の筋肉の骨への付着の形が鵞足に似ていることから鵞足炎と呼ばれているんです。
三本の筋肉とは
『縫工筋』・『薄筋』・『半腱様筋』の3つです。
なんとなく、筋肉の付着で炎症が起きているというのは分かってもらえたと思います。
では、そもそもなぜ、炎症が起きてしまうんでしょうか?
この答えは不自然な所に捻じれが起きてしまっていることにあるんです。
上の図をご覧ください。
大腿骨(上方の骨)内旋
脛骨(下方の骨)外旋 と書かれていますね。
文字だけだと分かりにくいと思うのでもう一つ画像を見てください。
最初の画像とは反対の足になってしまっていますが、上の画像の向かって左側に注目してください。
膝の向きが少し内側に向いていませんか?
この膝が本来より少し内側に向いている時、少し難しいかもしれませんが大腿骨は内旋をして、脛骨は外旋しているんです。
簡単に言えば、膝に変な『捻じれ』が生じているということです。
この捻じれが生まれることで、筋肉が引っ張られてしまい、炎症を起こしやすくしてしまっているんです。
では、どうしたらいいのか・・・
股関節を外旋させる動きする、臀部の筋肉を意識的に使うことが重要なんです。
筋肉自体にどんなアプローチをしても、この膝の捻じれがそのままになっていると、症状に変化が出てこないんです。
股関節を外側に開く動きが外旋です。
膝が内側に向いて捻じれている時は、反対の内旋という動きが股関節で起こっています。
簡単なストレッチ方法としてこんなのも紹介しておきますね。
イラストの真似をしてもらえると分かると思いますが、イラストの場合、左足の臀部の筋肉にストレッチがかかっています。
このストレッチを30秒間、ゆっくり呼吸をしながら行ってください。
このストレッチをして臀部の硬さが和らぐと、股関節を外旋させやすくなります。
ちなみに、股関節を外旋させることで、腰痛などにも効果が期待できるので、腰が気になるという方も是非一度試してみて下さい。
私もこのストレッチをしながら、殿部の筋肉を緩めてバランスを整えてみたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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