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自己実現への道

ユング心理学では、自己実現を目指すプロセスとして3つの段階を経ていく重要性を説いています。

①人生前半の課題〜自我の確立
②ミドルエイジクライシス〜人生中盤に訪れる危機
③人生後半の課題〜シャドー(影)の統合

シャドーの統合を行う第3段階は、それまでに確立した自我の外の領域を取り込んでいくことであり、自我の超越を図る段階であるとも言えます。

このような3段階は、わかりやすく解説するために分けられておりますが、実際は自我の確立を人生の後半でも取り組みながら、同時にシャドーも統合していくプロセスを踏むことが往々にしてあります。

また、ミドルエイジクライシスは現代では40代半ば頃と言われておりますが、一つの目安としているものであり、実際は20代や30代で訪れる人もいますし、50代や60代になって訪れる人もいます。

危機の訪れが早ければ良いというものではなく、それぞれの人生の脚本の中で、最適なタイミングで訪れるようになっています。

また、価値観や信念の転換が、ミドルエイジクライシスのような明らかなインパクトのある危機的状況として訪れるのではなく、もう少し緩やかに訪れることもあります。

あくまで理論上の段階分布であることに留意し、人生の後半では自我の確立を深めつつ、シャドーの統合を進め、人生の自己実現を図るのが良いでしょう。

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