「性悪説」から読み取る「正しい学び方」
こんにちは！
起業コーチ 田口真吾です！
僕はもともと大学で中国哲学を専攻していたのですが、今でも時々哲学書の訳書を読むことがあります。
大学生のときは「授業だから」と思って何の気無しに学んだことでしたが、自分でビジネスを始めるようになってからは「こんなに役に立つならもっと真面目に勉強しておけば良かった！！」と思うぐらい中国哲学はビジネスに必要な教育や道徳を自分に施してくれました。
そんなことで今回は「荀子」を読みました。
こちらの本で非常にわかりやすく訳されています。→https://amzn.asia/d/3Uv1LAd
今から約2300年前に「荀子(じゅんし)」という人物が『性悪説』を唱えました。
この『性悪説』は『性善説』という言葉とセットで聞いたことがある人も多いのではないかと思います。
「人の性は本来悪である」 という考え方で、
「学びや秩序がないそのままの人は悪の性を持って生きる」と荀子は説きます。
なんとなくでこの『性悪説』の意味を、「人の本性は悪だから信用してはいけない」とネガティブに捉える人がたまにいますが実際はそうではなく、 「誰もが生まれ持った性は悪であるが、正しい秩序や礼儀を修めることで同じく誰もが立派な人になることができる。」 と、
勉強嫌いな人やこれから自分を変えていきたいという方にとってすごく前向きな意味があるんですね
そこで荀子は、学びを得るための4つのポイントについて記しています。
①環境を整えること
②継続的な努力をすること
③優れた先生を選ぶこと
④やるからにはとことんやること
よくビジネスをやっていく際にも、
「環境が大事」
「先生が大事」
「続けることが大事」
「一つのことに集中することが大事」
と言いますよね。
もちろんビジネスだけではなく勉学やスポーツなんかでも当てはまるものですが、こういったことは2000年以上前から言われる普遍的な成功法則なんだということがよくわかりますね！
「青は藍より出でて藍より青し」
という有名な古事成語も荀子から生まれた言葉です。
青の染料は草の藍からとれるが、それはもとの藍草よりももっと青い。
弟子が師よりもすぐれていることのたとえ。（出典：デジタル大辞泉（小学館））
つまり、「人は生まれながらにして悪ではあるが、環境や出会った人との関わり合いのなかで自身が学び続けることによって誰でも聖人（今で言い換えると成功者）になれる。」
ということを荀子は説いているんですね。
ぜひ皆さんもこの4つが全て整っているかどうか確かめてみてください！
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