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秋競馬の開幕を告げる中山中京1,2週目の重賞を一気に振り返り(第9回紫苑S・第69回京成杯AH・第38回セントウルS・第42回ローズS・第78回セントライト記念回顧)
第9回紫苑Sくらみゆた:
ローズSよりも1週早いということ、京都芝2000で求められる追走性能からの末脚が問われるからか、本番との繋がりが深まりG2となった紫苑S。絶好の馬場状態もあってレコード決着となりましたが、考え方はとしては春のクラシック路線のレベルを示した形におさまりました。
レースはサロコニスが後方から。イゾラフェリーチェが先手を取るとクリスマスパレードが2番手に収まると比較的早めに
ダートグレード牝馬路線定点観測(2024年9月号)
夏の忙しさにかまけて定点観測をお休みしておりましたが、JBCの足音が近付く9月からひっそりと再開していきたいと思います。
2024年夏のダートグレード牝馬路線3重賞回顧
定点観測はお休みしておりましたが、重賞回顧についてはいつものスペースと文字起こしでやっていましたので、まずはそちらを一覧で。個人的にも出資馬のアンデスビエントで、ダートグレード牝馬路線でアンデスクイーン以来の勝利を挙げる
夏の終わりを告げる新潟記念はシンリョクカの見事な復活。秋に繋がる2歳戦と共に振り返り(第59回札幌2歳S・第44回小倉2歳S・第60回新潟記念回顧・ブリーダーズGC)
第59回札幌2歳S蒼山サグ:
それでは本日も重賞回顧を行っていきましょう。まずは順番として、昨日の土曜日に行われました2歳重賞札幌2歳ステークスの回顧からしたいと思います。こちらですが、ゆたさんの方からよろしくお願いいたします。
くらみゆた:
承知いたしました。勝ち馬が、その後重賞やG1好走馬も多いというところで注目の札幌2歳ステークス。回避してしまったキングスコールを含めて上位人気のドゥラメ
G1に向けて上積みの成果が出た古馬スプリント路線と課題満載の2歳戦を振り返り(第19回キーンランドカップ・第44回新潟2歳S回顧)
第19回キーンランドカップこひ:
サマースプリントも第4戦、北海道シリーズのフィナーレとなるレースですが、本番までの感覚も程よく、斤量の条件設定があまり重くならないこともあり、スプリンターズSを睨んでの参戦と夏の北海道のスプリントを沸かせた馬が当たる構図になります。ナムラクレアとサトノレーヴがそれぞれの代表格という形になりました。1番人気のナムラクレアが最内を引いてしまったのも大きなポイントでし
JRAの暑熱対策「競走時間帯の拡大」を終えてフリートーク
蒼山サグ:
今年から導入された中休みについて何か印象などございましたでしょうか。お二方、どちらからでも。
くらみゆた:
昼間だけレースをしないというスケジュールがどこまで効果的なのかどうかと思いましたが、今年のこの気温、やはり12時から15時ぐらいまでは非常に暑いので、効これは効果がありそうだなと改めて体感しました。騎手、調教師含めて、関係者も肯定的な見方が多かったので、実際に効果があったのかな
適性の差が出た北の牝馬重賞と、経験の生きた真夏の電撃戦(第72回クイーンS・第24回アイビスSD回顧)
第72回クイーンS蒼山サグ:
それでは早速、本日の内容に入りましょう。時系列順に、まずは札幌で行われましたクイーンステークスの回顧からお願いします。
くらみゆた:
はい。クイーンステークスは、秋に着たいの3歳牝馬と、春は不完全燃焼に終わった古馬牝馬の対決となりました。結果は3歳牝馬の1、2着という形になりました。水はけが良いとは言え、やや重となった洋芝の札幌競馬場で、ゴールドシップ産駒の適性が
真夏の小倉でベテランの手綱が冴え渡り、強い5歳のアルナシームが重賞勝利(第72回中京記念)
第72回中京記念こひ:
中京記念の回顧に入らせていただきます。サマーマイルシリーズのはずですが、今年は小倉と中京の開催順が変わったところの影響がありまして、小倉開催の最終週の1800mのハンデ戦という形。かなり趣が変わったレースになったかと思います。メンバー的にも小倉巧者というカテゴリーのニホンピロキーフやエピファニーといったところに、マイラーとしての実績がある組のエルトンバローズやセオというよ
例年以上の馬場状態が結果を左右した函館オーラスの2重賞を振り返る(第56回函館2歳S・第60回函館記念回顧)
第56回函館2歳Sくらみゆた:
例年は函館開催組、同距離の1200から、もしくは1000mからの延長でないと通用しない函館2歳S。勝ち馬の血統をみても主流血脈から外れた短距離志向、ダート志向が強い馬が並んでいる。ところが今年は東京芝1400から短縮、キタサンブラック産駒のサトノカルバナルが勝利。今後が非常に楽しみな結果となりました。
スタートはニシノラヴァンダが二の脚で先頭に。続いてスタートは
「白い砂」適性と藤岡佑介騎手の手綱捌きが光ったキングズソードの勝利と左回り適性◎のアーテルアストリアを振り返り(帝王賞・スパーキングレディーカップ回顧)
帝王賞2024こひ:
今年は地方交流のカレンダーが大きく変わった年で、どんなメンバーになるかというところもありました。また大井の砂も昨年のJBCクラシックから砂質が変わって初の開催となりました。ドバイ組とサウジ遠征組のウィルソンテソーロ、メイショウハリオと、川崎記念を使ってきた国内組というのが大まかな構図になりましたが、勝ったのはその中ではイレギュラーなかしわ記念経由のキングズソードでしたね。
砂の素質馬が堂々と重賞勝利(第29回プロキオンS・第60回七夕賞回顧)
第29回プロキオンS蒼山サグ:
プロキオンステークスの回顧からお願いいたしましょう。こひさん、よろしくお願いいたします。
こひ:
はい。ではプロキオンステークスの回顧に入らせていただきます。時折開催カレンダーがずれることによって現れる小倉ダート1700mという特殊条件の重賞に今年はなりました。本来の条件の中京ダート1400mとはまるで異なる舞台設定ですので、プロキオンステークスというよりはメン
非主流血統のファーーーwwww産駒が制覇と3歳牝馬の逃げ切りと「らしい」夏のハンデ重賞を振り返る(第73回ラジオNIKKEI賞・第59回北九州記念回顧)
第73回ラジオNIKKEI賞蒼山サグ:
福島で行われましたラジオNIKKEI賞の回顧に移りましょう。ゆたさんの方からよろしくお願いいたします。
くらみゆた:
はい、お願いします。世代限定のハンデ戦というところと、福島1800mという特殊環境という舞台上に、主流血統から外れた血統が走りやすいレースなのですが、今は種牡馬戦国時代というところもありまして、今回は日本では見慣れないPivotal系、N