ダートグレード牝馬路線定点観測(2024年9月号)
夏の忙しさにかまけて定点観測をお休みしておりましたが、JBCの足音が近付く9月からひっそりと再開していきたいと思います。
2024年夏のダートグレード牝馬路線3重賞回顧
定点観測はお休みしておりましたが、重賞回顧についてはいつものスペースと文字起こしでやっていましたので、まずはそちらを一覧で。個人的にも出資馬のアンデスビエントで、ダートグレード牝馬路線でアンデスクイーン以来の勝利を挙げることができ、思いで深い夏でした。そしてエンプレス杯でこの路線を平定したオーサムリザルトは、いよいよ、国内のダートグレード牝馬路線では、やることがなくなった状態かもしれません。
・関東オークス(アンデスビエント)
・スパーキングレディーC(アーテルアストレア)
・ブリーダーズゴールドC(オーサムリザルト)
三歳ダートグレード牝馬路線:マリーンC(9/26船橋)
今年から三歳限定戦になり、さらにJBCレディスクラシックへのステップレースへと変貌したマリーンC。最終的な出走馬は以下の通りとなりました。
南関東三冠路線を走ってきたアンモシエラと、関東オークスの覇者アンデスビエント、そして夏に古馬相手の2勝クラスを勝ってきた上り馬が激突する、とても構図として面白いレースになったと思います。そして補欠にも2勝クラス勝ち馬たちが…。どうやらマリーンCについては、2勝クラス勝ち馬の出走については抽選になるレース、という形になりそうです。今後も関東オークス馬+1頭くらいが参戦すると思いますので、残る2枠程度を2勝クラス勝ち馬で争う、出走には運も必要なレースですね。このあたりは、1勝クラス勝ち馬で同様の状況が発生する関東オークスと同じ形であり、3歳でダートグレード牝馬路線を戦うためには運も大事な要素です。とはいえ、このレースができなければ運があろうがなかろうが、夏競馬からダートグレード牝馬路線に乗ることは非常に困難であったわけで、狭き門をくぐった二頭にはこのチャンスをものにできるか、とても大事なレースになります。
古馬ダートグレード牝馬路線:レディスプレリュード(10/1大井)
古馬路線についての、レディスプレリュードに向けた最新ボーダーはこちらになります。
現状、アイコンテーラー、アーテルアストレア、ライオットガール、ヴィブラフォンは入れそうで、それに加えてここを使うのであればグランブリッジ、使わなければあと1頭は枠ができることになりそうです。このメンバーは完全にエンプレス杯の再戦といったムード。佐賀の本番と同じ右回り、そして舞台は広い大井となって、枠やペースで結果が変わってきそうな印象はあるメンバーですね。