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読書感想 - 「たった一人の熱狂」 見城徹

感想

私は努力にリミットをつける癖があった。また、状況に適応することを優先し過ぎて、自分がやりたいことを突き詰めるということをあまりしない傾向があった。

見城徹氏の「好きだからこそ圧倒的努力ができる」という言葉に、私は圧倒的努力ができるほど好きなことを行なっているだろうか?好きでもないことを無理矢理努力しようとしていないだろうか?結果として100%以上の努力になっていないのではないだろうか?という思いを抱いた。

こだわりが少ないことは私のいいところでもある。けれど、それが自分のやりたいことの追求を緩める理由にはならない。圧倒的努力ができる大好きなことを追求しよう。健康に留意することはもちろん大切だが、努力にリミットをつけるのはやめよう。これは、長時間稼働するとか休みなく働くとかそういうことではない。そうではなくて、少しづつでも、毎日必ず行う習慣を身につけるということ。小さなことを毎日続けるのは小さなことではない、それは圧倒的努力といえる。だって、ほとんどの人はそれができないのだから。が〜んばろ。

その他、心にとまったセンテンス

人は必ず死ぬ。今この瞬間は、死から一番遠い。今から1分経てば、僕も君も1分だけ死に近く。

小さなことを大事にできない人間に、大きな仕事ができるわけがない。大きなこととは、小さなことの連なりによって成る。

小さな約束を守る、小手先のウソやごまかしを言わない、人を騙さない。仕事ができるできない以前に人として最も大事なことである。

一人ひとりの無名の人たちによる、小さくて誠実でおびただしい営みが歴史を作ってきた。

大事なのは自分がコントロールできる範囲の負けを自ら作ることだ。勝っている時に敢えて負ける局面を作り、勝ち負けのアップダウンを制御できれば「運を支配した」と言える。

勝利の記憶は、必ず人を敗因に導く。「負けるが勝ち」と達観し、自ら負けを作り、受け入れることができなければ、長く第一線に立ち続けることは難しい。



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