#12 衝動に基づく人生の生き方 【読書録①】
こんにちは。
今日は読書録を投稿したいと思います。
タイトルは「人生のレールを外れる衝動のみつけかた」著・谷川嘉浩
本書は「本当にやりたいこと」や「ライフプラン」など人生を貫く計画に基づく歩みではなく、「衝動」に基づく人生の歩み方を示したものです。
※すべて個人的な解釈に基づく見解です。
本書のテーマ:衝動
「本当にやりたいこと」や「ライフプラン」には首尾一貫していて人生で不変なこととして語られることがあると思います。でも実際には「やりたいこと」は人生の中での様々な環境の変化や新しい出会いによっても変化し、「本当にやりたいこと」や「ライフプラン」などのように人生で絶対に変わらない自分の意志という意識は危険だと説いています。
一方で、この本における「衝動」とは、内から自発的に湧く持続的な意欲であり、外的な要因に左右されない、非合理的だけど抑えきれないものであり、「幽霊に憑りつかれる」ような状態として幽霊を例として捉えています。
一般的に「衝動的に・・・」という文脈で使用される「衝動」は刹那的な印象ですが、この本では上記の定義で語られていて、さらに、衝動は人生を歩む上で変化する可変的なもの、または複数の衝動を持っていて優先順位が変わるものとして捉えて、その時々の最も優先度が高い衝動に応じて人生を歩むことを推奨しています。
衝動を見つけることの難しさ
衝動に基づき人生を歩めと言われても、自分の衝動って何だ?って難しいですよね。この本では「偏愛」に着目することを説いています。「偏愛」は個人的で偏った愛であり、「衝動」の発露であるため、「偏愛」の対象から帰納法で「衝動」を見つけ出そうという試みです。
また「衝動」を見つけるために過去の経験を自分の殻に籠って内省するだけでなく、自分を多孔質と捉えて外界と接することを説いています。
興味を持って外界にあるさまざまな刺激を実験的に触れることでインスパイアされるという訳です。
感想
この本の中には衝動に基づく人生を歩んだ人「漫画の主人公などフィクション含む」の例がたくさん出てきます。
モチベーションなどではなく、自分の内から出る「衝動」に基づく人生って良いなと思いました。
自分はあまり自己が確立しておらず、自分の価値観がはっきり自覚できておらず、自分の衝動が何なのか、全然ピンときません。
今までも何となく世間的に良さそうな当たり障りのない見えないレールに乗っかって生きてきている感覚があり、今年の目標を自己理解としました。そんな中でいろいろと読書していて出会った一冊です。
ただやはり今までもそうだったんですが、色んな本にあるワークをやっても、自分の価値観や好みがハッキリわからずモヤモヤしています。
なので少し値段が高くて勇気が要りましたが、コーチングを申し込みました。
今週、初めてのセッションがあるのでドキドキしています。
長くなり最後は読書録から離れてしまいましたが、このへんで。
では。
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