おいしかったねるねるねるね
スーパーでねるねるねるねが目に入る。「ああ、なんか懐かしいな」と思って、買ったんですね。
最後に食べたのは一体いつだったか。母親と一緒にスーパーに行っていた頃の出来事だった気がします。
買い物かごにねるねるねるねを放り込みます。ちょっとはずかしかったから、急いで放り込んで、そそくさとその場を離れました。
レジのかごにはハイボールとねるねるねるね。
店員さんはどんな気持ちでレジをうっていたんでしょうか。
パッケージや容器の形が少し変わった程度で、あの頃のねるねるねるねのままでした。
少しのノスタルジーを感じながら、ねるねるして食べてみました。
うん、わかってはいたけど、あの頃ほどおいしくはない。
思い出補正があってもダメでしたね。
子供のころはめちゃめちゃ好きだったんですが、今食べるとそんなことはなくて。
あの日欲しかったものが、いくらでも手に入るようになったときには、もういらなくなっていて。
そう思うと、今欲しいものはなんでも買って、食べたいものはなんでも食べればいいんじゃないと思ったのです。
NISAだ、iDeCoだ、貯金の重要性が説かれる現代で、お金を使いまくる考え方もあってもいいですよね。
だって、最も効率のいい生き方は、死ぬ瞬間に所持金がゼロになることでしょう?
父親と焼き肉に行ったときに、カルビは脂っこくて食べれないという。
代わりにバクバク食べてあげました。人生で脂っこいものをおいしく食べられるのは今のうちだけかもしれないから。
お金を気にせず、ちょっぴり贅沢していいものを食べるのも悪くないでしょう。