美術館の撮影禁止➕○○を使ったキャンペーン
美術館に行くと撮影禁止と言う風に書いてありますよね?
あれはフラッシュとかを焚いてしまうと他のお客さんに迷惑がかかってしまうと言う理由もあるんですが、
実は他にもう1つの理由があるんです。
それは
自分自身が作品に集中できない
と言う事なんです
これを考えたオランダのアムステルダム国立美術館という所が
"Startdrawing"
というキャンペーンを始めました
これはどう言ったキャンペーンかと言うと
来場してくれたお客さん全員に画用紙とか色鉛筆とかを渡していくと言う事をしたんです。
そうすると鑑賞に集中できるんですよ
それはなぜかというと
写真を撮ることは出来ないけれども描いてみる事は出来る。
美術館に行くと
なんか同じ様に描いてみたいな〜とかって思ったりしません?
さらに
カメラでの撮影だと一瞬で終わってしまうけれども、絵を描くとなるとすごく集中してその作品の特徴だったりとかを観て描きますよね。
そうするとその作品の見え方って全然違うものになってくるんです!
つまりその作品に対する鑑賞の集中度が全然違うという事なんです
その心理を上手く使ったこのキャンペーンが、凄く広まったんです。
こう言う風に
本当は不便なはずなもの、写真は撮ってはいけなくて絵で描きなさいなんて不便ですよね?
しかし、その不便が面白いだったり新たな価値を見つけさせてくれる不便益と言うものがそこには存在するという事なんです。
不便だけどそっちを選んで新たな事を発見するってとても面白い事だと思います!
みなさんも、たまには不便な方を選んでみてはいかがでしょうか?