下村 健/シナリオライター・IP設計者

アニメ化作『チェインクロニクル』『陰陽師』『天華百剣 -斬-』など、ゲームの世界観/キ…

下村 健/シナリオライター・IP設計者

アニメ化作『チェインクロニクル』『陰陽師』『天華百剣 -斬-』など、ゲームの世界観/キャラ/ストーリーやIPを制作している、株式会社Qualia WritersのCOO。日本ゲームシナリオライター協会・理事。最近は企画・原作や『ボトルマンDX』など。お仕事の相談は、お気軽に

マガジン

  • 『ポジティブ、アクティブ、クリエイティブ』

    ゲームシナリオライティングを生業としている、Qualiaの代表・下村の記録です。業界の明るい部分や楽しいところ、熱い面などを伝えていければ、と思っております。誰かの起爆剤なり、活力になれば、幸い

最近の記事

過去は超える

「長くしっかり創作を続けたい」―― そんな想いからコンディション管理とインプット強化をすべく始めた 「ジョギングしながらの映像作品の鑑賞」の習慣も 今日で743日目、約2年続けることで、ついに 体脂肪率も5%までいくことになりました 大谷翔平選手の「なんでも挑戦して、まんべんなく能力を高める」姿勢に 大きな影響と刺激を与えられ、今後は3%を目指したいと思います。 春に両足を故障したが故に伸ばせていなかった距離も 平均19.27kmぐらい「あと少しで20kmラインに戻る」

    • 最近のスケジュールとお知らせ

      「あまり参考にならないかもしれない」と思いつつ 「自己管理の仕方に悩むという方も多い」とSNSを見ていて思ったので、 最近の自分の基本スケジュールを貼ります。 前も少し書いたのですが、昨年は 「アウトプットに16時間」という全振りにし 「鑑賞会&感想会も開けない」「交流会も」と猛省した為 「インプットの時間をしっかりとる」 「運動を絶対に削らない」 とスケジュールを調整したところ 「これがベストではないか」と安定を感じています。 睡眠時間も2年前の4時間半に戻ったのですが

      • ゲームシナリオライターの日常2024/7/12

        「浦島太郎になっていた」 作品の世界に潜って思考を続け、 竜宮城から帰還し一気に時が進んだ感覚になる、 という時にそんな言葉を使う。 そんなわけで、確かに仕事はしていたものの ここ2週間ほどの記憶があまりありません。 毎日4時に起きて5時からキーを打ち始め 22時までみっちり働く、 そんな創作全振りの生活をかれこれ 10年以上続けている為 「土日も休まないんですか?」 とよく驚かれます。 会社としては土日祝日は休みにしてますが、 いち書き手としてはフリーの新人の頃から

        • 最近のスケジュール

          「朝早くから起きて仕事してる」 「スケジュール、いったいどうなってるんですか?」と よく訊かれるので、最近のものをこちらへ 昨年は「アウトプットに16時間」と、 インプットや鑑賞&感想勉強会に時間が ほとんど割けなかった反省があった為 今年は特に読書と研究(ノウハウの振り返りを含む)に 時間を使えるようにしよう、という意図でこんな感じに ジョギングもそうなのですが 「毎日、一定の量を続けられるか?」 「それを365日、継続できるか?」 これが根底の力に大きく関わってく

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        • 『ポジティブ、アクティブ、クリエイティブ』
          11本

        記事

          「一緒に仕事がしたい」

          ありがたいことに、 毎年のように誰かに言っていただく言葉。 「良い仕事をすることが最大の営業」 といったツイートがタイムラインに並び 「自分も何度も実感したこと」 とこれまでを振り返り、 思い出した流れとなります 「熱い」「ストイック」 「そこまで徹底して、創作にだけ 人生を注いでるとわかる人は なかなかいない」ともよく言っていただき、 そんな自分だから手を差し出してもらえるのか、 笑顔を向けていただけるのだろうか? もしそうならば 無理なく自然と出来ていること、 自分

          仕事と自分

          「よく毎日、仕事することが出来る」 そんなふうに言われることが、昔から多い。 最近は特に、物書き以外の方と話す機会が増えた為 「割と異常」「普通の感覚と違う」というのを 以前よりも、ひしひしと感じるようになった。 一部の人たちからは「バケモノ」と言われ (危機感からか、あらぬ噂まで流されることも多かったけど) 「とっつきにくい面もあるのではないか」と思うようになり 「なるべく接しやすいように」とアイスブレイク、意識的に 「話しやすい」「なんでも言いやすい」雰囲気を作り出

          型を知り型を作る、自分で機嫌をとる

          名作と呼ばれているものは どういう構造で、どう面白いと 多くの人が思った創りになっていたか、 分解・分析されたものが見られる 授業があれば受けたほうが良いと思われ。 近いことが書かれているのが 『シド・フィールドの脚本術』や 『Save the Cat』で型、方程式を幾つか知れる そして、それらを基本形/知識として いろんな作品(興味惹かれるもの、ヒットしてるもの)を インプットしていきながら、 自分でも分析・分解するクセをつけ。 そこから、この枠でやってみよう、 いや自分

          型を知り型を作る、自分で機嫌をとる

          「誰かを/なにかを知る」

          5年ぐらい前―― 日時を見たら正確には5年と半年ほど前のこと。 今でも良い付き合いをさせていただいている方に 導いてもらい、中国で講演をおこなったことがあった。 結構な人(学生さんが多かった記憶がある)が 会場いっぱいに座って下さり 「社会現象を起こした」「みんなプレイしてた」と 多くの方が口を揃えておっしゃるほど 大ヒットを記録したスマホゲーム『陰陽師』の書き手は どんなことを話してくれるのだろうか? そんな期待を胸に目を輝かせ、講演を終えた後も 「一緒に写真を!」と

          PCアドベンチャーへの想い

          今朝(と言ってもいつも通り1時前後なのですが)起きて そうか……と衝撃的なニュースが飛び込み、いろいろと想いを馳せた。 前にこちらにも少し書いたとおり 自分はRPG少年から始まり、その後サクラ大戦をキッカケに アドベンチャーゲームというジャンルを知りハマリ、 大学時代からパソコンゲームも毎日のように遊び 「ゲームシナリオライターになりたい」と シナリオを写経したりプロット化したり、そんな日々を送っていた。 当然ながら戯画の作品には触れており 『パルフェ』や『この青空に約束

          最近の生活&スケジュール

          「いったい、どうやって暮らしてるの?」と問われたので 「最近は、こんな感じです」と基本スケジュールを公開します。 「創作の為とはいえ、  朝(とはいえない)1時に起きるなんて、結婚は無理ね」 と母親にも言われましたがはい、諦めて 「創作に人生全振り」しています。 まだまだだと思うので、もっと頑張ります。

          悔しさの起爆剤:2022年11月2週の記録

          .■「悔しさは明日を変える起爆剤になる」―― 自分が好きな『第三野球部』というマンガの言葉です。 「どうしてもゲームシナリオライターになりたい」と思い、 健部伸明さんと先輩にあたる大原広行さん (メモオフだとAfter Rainやそれアゲの雅/果凛ルートを  担当されています)に導いていただいて 業界に足を踏み入れることになった自分ですが 「悔しい」と思うことが、新人時代から多々ありました。 .■「好き」だからこそ―― 前に述べたとおり、 自分はノベル・アドベンチャー

          悔しさの起爆剤:2022年11月2週の記録

          「世界」を広げるもの

          社会に出てから10年以上、 組織を設立して代表を務めながら シナリオ執筆や企画・原作など、いろんな仕事をしてきました。 ゲーム・アニメ・マンガ・ノベルと 媒体/プロジェクトによって付き合う方、 絡み方の深さなどが違ってくるのですが、しみじみと思ったのが 「『誰かとの出会い』が『自分の世界を広げてくれる』」ということ。 . ■「十人十色」―― 書き手同士で集まると、よく話題になるのが 「『食べてきたもの』が違うから、  アウトプットも違ってくる」というもの。 例えば自

          2022年8月の記録

          ■インプットとジョギング ・8月の平均ジョギング:1日24km(計740km以上) ・その間のインプットでのアイデアメモ15万文字(300KB)以上 ⇒アニメ:28話(1クール2作品分)  映画:29作品  →計:約4350分(72.5時間) ■アウトプット 1日8時間以上の創作(打ち合わせ別) 会社で定めている休みの日はちゃんとありますが、 自主的に動いて半日休み3日で動き続けられました。 7月より頑張れたように思いますが、まだまだいける感覚。 8月は久しぶりに

          8月4週の記録

          毎日20kmを達成したのならと 25km×7日を目標とし、 合計の距離は175km以上、つまり先週を超えた。 どこまでも、人は強くなれる。 また、今日からさらに良い1週間へ

          「一瞬」を創る

          物書きという職を選んでから いろんなことがあったのだけど 「忘れられない」と思う 思い出が、幾つもある。 一緒に創作をした人はもちろん 作品を受け取り喜んでくれた方、 それでなにかを生み出して下さった方…… おおげさに思うかもしれないけど 「作品に関わったすべての方に 出会えてよかった」と思うように、 いつからかなった。 シナリオに関わらせていただいた作品で 「友達が出来ました!」など 縁が生まれるキッカケになった報告も多く、 そういう形で影響を与えられることもあるのか、

          ゲームシナリオライターの日常

          前から、書こうと思って書かなったものがある。 それは「ゲームシナリオライターの日常」。 例えば、数年前まで自分は、よく 「カプセルホテルに缶詰して原稿を書く」 という生活を送っていた。 これは、集中するには打ってつけだったけど 「より良いコンディションを維持したまま、  良いシナリオを生み出す」という意味では そこまでよろしくないと判断し、今ではやめました。 ただ、同業の方からは 「缶詰するのに最適なカプセルホテルを紹介して欲しい」 といった言葉をいただいたり、またあるい

          ゲームシナリオライターの日常