看取り~介護と死別を通して得られた家族の絆とは~(17)
11月1日(月)
不思議と副作用はない。調子は良さそうだ。
11月2日(火)
昼電話したときは声がかすれていたが、夜は調子良さそうだった。
11月3日(水)
調子は良い。栄養剤を始めるのが少し遅かったようで、終わるのも遅くなったようだ。
11月4日(木)
3クール目。病院は連休明けだからすごく混んでいた。30日分の薬をもらったので、帰りが大変だった。当然タクシーで帰宅。
11月5日(金)
先週はみられなかった頬の赤みが今日見られた。
11月6日(土)
頬の赤みは取れた。散歩に連れて行ってあげられなかった。
11月7日(日)
調子はまあまあ。子の調子でいてくれたらいいな。
11月8日(月)
相変わらず調子がいい。こんどの薬パクリタクセルはお父さんに合ってるような気がする。
11月9日(火)
しゃっくりが止まらないと言っていた。自転車で出かけたらいく、川越街道沿いの古道具屋さんでテレビを見てきたそうだ。
11月10日(水)
お腹の傷の調子がいいらしい。うみがあまりでなくなったと言っていた。
11月11日(木)
相変わらず、調子がいいようでうれしい。
11月12日(金)
眼科で検査があったが、早く終わった。スーパーで僕にネクタイピンを買ってくれた。後フライパンも買った。引越しでなくなった代わりの包丁を買いたかったが、いいのがなく、悔しかったようだ。
11月13日(土)
昨日車椅子を押したので、なぜか疲れてしまい、今日は散歩に連れて行けなかった。調子は良さそうだった。
11月14日(日)
一人で自転車で近所のスーパーまで買い物に行ってきた。耳がだいぶ遠くなった。
11月15日(月)
調子はいい様子。相撲をテレビでずっと見てたそうだ。僕は残業で21時過ぎごろ帰ったが、その時もテレビを見ていた。
11月16日(火)
お腹の傷からうみが出なくなったようだ。体調はよい。
11月17日(水)
パクリタクセル3クール目。僕は気づかなかったが、3日前から胃ろうのチューブのところに痛みを感じていたそうだ。今日処置してもらったら治った。一応痛み止めの薬も処方していただいた。
11月18日(木)
お父さんは朝早く起きて味噌汁を作っていた。「抗がん剤の点滴をすると、眠れない」と言っていた。僕が仕事から帰ると、ベッドで寝ていた。
11月19日(金)
今日は普通だった。
11月20日(土)
僕は土曜出勤。仕事帰りに競馬新聞を買っていったら、楽しそうに読んでいた。
11月21日(日)
僕は疲れてしまい夕方寝てしまったので、一緒に競馬は観られなかったが、外したようだ。でも楽しめたようでよかった。
11月22日(月)
普通。昼電話したとき、耳がかなり遠くなっているのが気になる。
11月23日(火)
僕はちょっと外出してしまったので、散歩には付き合えなかったが、調子はまあまあのようでホッとした。
11月24日(水)
パクリタクセル3クールの2回目。点滴中はつらそうだったが、終わったら少し元気になったようだ。先生からは腫瘍マーカが7.8と聞いた。
11月25日(木)
昨日病院で寝ていたので、夜はよく眠れなかったようだ。頬の赤みが出た。
11月26日(金)
元気そうでだいぶ自転車で走ったようだ。頬の赤みがとれた。なぜか縁談をすすめられたが、さすがに断った。
11月27日(土)
一人で自転車で古道具屋にいき、棚を買ってきた。それで疲れたようだ。
11月28日(日)
僕は教会も休んで飲んだくれてしまい、散歩に行けず反省。
11月29日(月)
昼間に電話したとき、声が小さいのが気になった。帰宅するとテレビを見ていた。
11月30日(火)
昼に電話すると、声に張りがあるので安心した。帰宅するとやはりテレビを見ていた。
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