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シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

「時間がない」と日々バタバタしている人こそ読んでみるといい。
有益な訓示が怒涛の如く押し寄せてくる!
ナヴァル氏の個人的な心情、信念、哲学などが書かれている。
腹落ちしないこともあるが、納得できることも多数ある。
腹落ちしたものを試すだけでも、人生の何かが変わると思う。

ナヴァル・ラヴィカントとは。
アメリカ起業界の仕組みを一新した男、ナヴァル・ラヴィカント。
エンジェル投資家とスタートアップを結ぶ「AngelList」創業、
彼の出現以後、全米のスタートアップ創業スピードは飛躍、
法律までをも変えてしまう。
個人投資家としてもUberやTwitterに初期投資するなど、
先見の明と行動力を兼ね備えたシリコンバレー屈指の事業創出者。

本書紹介文より参照。

ナヴァル氏の投稿記事、ツイート、対談だけで構成されている本。
全てが一次資料とは限らない。
編集、再構成含め寛大に読み、解釈してほしいとのこと。

<第1部 富 この世界で運に頼らず「リッチ」になるには>

🐾富を生む「行動」と「思考」の特徴

「何をするか」「誰とするか」「いつするか」
努力するより理解することが大事。
努力は正しい方向に向けてするもの。

カネではなく富を求める。
富=寝ている間も稼いでくれる資産。
カネ=手段。
地位=社会階層内での立ち位置。

富を蔑む人から富は逃げる。
富を敵視→富を得られなくなる。
富を得るのに適した考え方ができなくなる。
富を得るのに適した気力が持てなくなる。
富を得るのに適したレベルの人を相手にできなくなる。

人と比べない。
感情は相手に伝わる。
憎んだり、うらやんだり、ねたんだり・・・
悪意や偏見。
→相手にされなくなる。

※人間は他人が心の奥底で思っていることを感じ取るようにできている。

楽観的になる。ポジティブになる。
=長い目で見れば楽観論者のほうが成功する。

富の創造。
ビジネスの世界。
進化的に新しい「プラスサムゲーム」

地位のゲーム。
富の創造を攻撃する人。
地位を求めているだけ。
地位には限りがある。
古い「ゼロサムゲーム」

誰かが勝つためには、誰かが負けなければならない。
例)
スポーツ、政治。

社会では必要悪として仕方なく行われている。
地位のゲームはなくならない。

個人の人生では地位のゲームは避ける。
怒りに満ちた闘争的な人間にならないため。

自分の創造を非難する人。
=地位を上げたい人。
→違うゲームをしている人。
関わってはいけない。

「特殊知識」「説明責任」「レバレッジ」を武器にする。
特殊知識=訓練では身につけられない知識。
専門性、創造性が非常に高い。
=外注や自動化ができない。

※特殊知識は純粋な好奇心と情熱で追い求める。

特殊知識を身に付ける。
自分目線→遊び。
他人目線→仕事。

説明責任
自分の名で事業リスクを取る。
社会からの見返り。
責任、エクイティ、レバレッジを与えられる。

「われに十分長いテコと足場を与えよ、されば地球を動かしてみせよう」

アルキメデスの言葉

※レバレッジなくして富はない。
資本、人、限界費用ゼロで複製できるプロダクト(コードとメディア)が必要。

労働力=自分のために働くヒト。
→最古のレバレッジ。

資本と労働力は許可型のレバレッジ。
与えられる、従ってもらう必要がある。

コードとメディア(プロダクト)=非許可型のレバレッジ。
新興富裕層のレバレッジ。
寝ている間に働いてくれる。

プロダクト例)
・コードを書く、本、ブログを書く。
・ビデオ、ポッドキャストを収録する。

※レバレッジは判断の効果を何倍にも増幅させる。

「ビジネス」というスキルは存在しない。
ビジネス誌、ビジネス講座は捨てる。

学ぶもの。
・ミクロ経済
・ゲーム理論
・心理学
・説得術
・倫理学
・数学
・コンピュータ
聞く<読む。見る<やる。

自分の時給は高く設定。
時給換算で行動。
自分がやるべきことか判断する。
時給以下でできる仕事は外注。

自分=独自性・説明責任・特殊知識。
プロダクト化=レバレッジ・特殊知識。

※自分をプロダクト化せよ!
自分にしか提供できないことを見つけるには10年かかるかもしれない。

テクノロジー=まだ完全には機能していないもの。
社会が求めていて、まだ手に入れる方法がわからないもの。
・自分にとって自然にできるもの。
・自分のスキルセットでできるもの。
・自分の能力を使ってできるもの。
=富を得るもの。

🐾特殊知識

得意で夢中になれるもの。
特殊知識は教えることはできないが、学ぶことはできる。
子供のころに苦もなくやっていたこと。

特殊知識、例)
・営業スキル
・音楽の才能
 どんな楽器でも演奏できる。
・凝り性
 物事を深く追求し、すぐに記憶できる。
・SF好き
 膨大な知識を素早く吸収。
・ゲーム経験
 ゲーム理論を理解している。
・噂話、検索が好き。
 ジャーナリストになれるかも。

特殊知識=個性や人となりに織り込まれているもの。

※君らしさで君に勝てる人はいない。
人生の大半は、君を最も必要としてくれる人やものを探す旅だ。

自分しか知らない知識。
情熱や趣味からしか生まれない。
知的好奇心が高じた趣味は情熱を育む。

社会、産業、金融はテクノロジーの下流。
テクノロジーも科学の下流。
世界で最も影響力のある人々は応用化学者。

※100%のめり込めないなら「大差」で負ける。

今得意でない、夢中でない。
=向いていない。

アイデア
福利が大きく働く。
レバレッジが大きく働く。

100%のめり込んでいない。
アイデアは出ない。

ネットで自分にしかないものを表現。
・事業になる。
・プロダクトになる。
・富を築ける。
・人々を幸せにできる。

※自分らしさで競争から抜け出せ。
人との競争=人の模倣。

リッチになるための最重要スキル。
いつまでも学びつづける能力。

ずっと前に学んだ「正しいこと」より、最新分野のエキスパートになること。

「基礎」からはじめて、深く精通。
基礎がとにかく大切。
基本を9割、10割おさえておくほうがずっと大事。

※今儲かっているものより純粋な知的好奇心を追いかける。

一流のテック企業で働くには、「売る」能力か「つくる能力」が必要。
両方あるなら無敵!

プロダクトをつくる。
開発、製造、物流、調達、サービス設計、運用など。

売る仕事。
個人向けセールス、マーケティング、コミュニケーション、採用活動、資金調達、啓蒙、宣伝活動など

🐾福利(レバレッジ)

資本、協働、テクノロジー、生産力といった手段。
レバレッジを持つ者と持たざる者という区別。
現代はレバレッジの時代。

人間関係の福利=信用。
ビジネスの交渉=お互いの信頼。
信頼だけでうまくいく。
うまくいく確信が得られる。

「これは」と言う人には思いっきり投資。
人間関係やお金。
何十年もつづけてこそ大きな見返り。
→福利が大事。

人間関係、仕事、学習。
全力を傾ける対象を見つける。
究極の目的は福利を得るため。

無駄にならないことを見つける。
全身全霊を傾ける。
ほかのことは忘れる。

純粋な知的好奇心。
→莫大なリターンを生む。

ただ楽しいから何かをする。
→最高の仕事ができる。

努力は1%しか実らない。
99%は無駄。

無駄にならない1%を見つける。

一人で発揮できる力。
限界費用ゼロで複製できるプロダクト。
=新形態のレバレッジ。

週40時間労働。
産業革命時代の遺物。

知的労働者=アスリート。
・訓練と全力疾走
・休息と再分析

気分が乗ったとき、充実しているときだけ働く。
そうでない時は無理して働かない。
自分の時間を取り戻す。

🐾説明責任

明確な説明責任がカギ。
アウトプットに説明責任を持つ。

上流に行くほど説明責任が重くなる。
レバレッジ、特殊知識も豊富に必要。
=報酬が高くなる。

説明責任を負わない。
・やる気を持てない
・信用を築けない

説明責任のリスク。
・失敗のリスク
・恥をかくリスク
・自分の名前に傷がつくリスク

※自分の名のもとに失敗するリスクを張れる人。
=莫大な力を得る。

🐾事業を所有する

時間の切り売りでは経済的事由は得られない。
自分の代わりに事業が働く。
=不労所得。

時間の切り売り。
インプットとアウトプットが密接に連動。
=労働した分しか報酬が得られない。

寝ている間、休暇中、引退後は稼げない。

創造的要素が多い仕事。
インプットとアウトプットが分断している。
=労働以上の報酬が得られる。

企業の持分、株主資本を所有するとは。
潜在的な成長余地を所有すること。
例)
・株式購入
・企業
・知的所有権

🐾特殊知識×説明責任×レバレッジ

一番避けるべきこと=破滅。
・違法なことはしない。
 囚人服を着る価値はない。
・健康に気をつける。
 肉体的に危険なことはしない。
・全賭けはするな。
 全ての資本、貯蓄を失うようなことには手を出さない。

適切な仕事、キャリア、分野、雇い主との取り決め。
→自由な時間が増える。
=時間管理を気にしなくてすむ。

自分の仕事に最大限のレバレッジ。
→アウトプットで評価される。
=自分の時間の主になれる。

レバレッジの差。
判断や能力のわずかの差。
小さな積み重ね。
→大きな違いを生む。

確かな判断、信用がカギ。
・判断=特殊知識
・信用=説明責任

短期思考と見せかけの仕事
=時間の無駄。
長期思考と短期行動の継続。
=莫大な利益。

※継続的な試行錯誤によって問題を解決せよ。
そしてそれを繰り返すことによって稼げ。

🐾一生のうち3つの「大きな決定」

・どこに住むか
・誰と恋愛するか
・どんな仕事をするか

同じ街に10年住むなら。
同じ仕事をと5年つづけるなら。
同じ人と10年付き合い続けるなら。
決めるのに1,2年はかけるべき。

重要な答えを出す。
すべてを断ってでも時間を確保。

🐾「遊び」のように感じられれば最高の仕事

人生はゲームの連続。
・学校のゲーム
・社会のゲーム
・お金のゲーム
・地位のゲーム
→どんなゲームもただのゲームでしかない。
結果はどうでもよくなる。
→ゲームに飽きる。

人生を好きなように、生きたいように生きる。

引退の定義。
ありもしない明日のために今日を犠牲にするのをやめること。
今日がそれ自体で充実していれば、引退していることになる。

1.貯えがたっぷりある。
 不労所得で現金燃焼率を賄える。
2.燃焼率をゼロにする。
 出家して僧尼になる方法。
3.好きでたまらないことをやる。
 楽しいからお金が目的ではなくなる。

本当に好きなことが見つかったら。
自分らしさを存分に発揮してそれに取り組む。
どうしたら社会の求めるものに近づけられるか考える。

ビジネスであれ、科学であれ、政治であれ、歴史に名を残すのは芸術家だ。

自分らしい仕事。
仕事をしていない。
1日16時間遊んでいるだけ。
競争したい人は働く必要がある。
1日16時間週7日働くことはできない。
勝てるわけがない。

「金銭欲」はカネで満たされない。
金銭欲=底なし沼。
金銭欲は人に悪い影響をおよぼす。

金額を手に入れても「欲」は消えない。
お金のことで頭が一杯になる。
お金がいくらあっても足りなくなる。
ますます欲しくなる。
お金を失う恐怖に怯えるようになる。

※収入が増えても生活レベルを上げない。

🐾勤め人が最も考えるべきポイント

運に恵まれる方法。
・幸運が舞い込んでくるのを祈る。
・幸運に出くわすまで忙しく立ち回る。
・人が気づかないチャンスに敏感になる。
・自分がやっていることで世界一になる。
 世界一になるまで微調整しつづける。
→チャンスの方から探しに来てくれる。
=幸運が自分の運命になる。

※磨き上げた個性が自分の運命になる。
個性と評判は自力で築けるもの。

人脈を作るより先におもしろいものをつくる。
面白ければ人の方から集まってくる。
事業を始める前の人脈づくりは時間の無駄。

良心の負い目が増える。
=自分を尊敬できなくなる。
自尊心を持てないほど辛いことはない。

自分が自分のために生きてくれなければ、一体誰が自分のために生きてくれるんだろうか

ユダヤの格言

人に誇れないようなことをするときは、よく考えろ。
いつか身を滅ぼす。

「苦しみの目録」が自分の履歴書になる。
本当の履歴書とは、自分が経験してきたすべての苦しみを並べたもの。

🐾「判断」がモノを言う

飯が食えるくらい磨け。
お金を節約するために時間を使っていてはリッチになれない。
お金で時間を買って、その時間を使ってリッチになれ。

私見)
よく言われる、時短家電で浮いた時間を生産に回すってことかな。

知恵と判断は深く結びついている。
自分の行動の長期的影響を知る。
→活かせるように正しい決定を下すことが大事。

明晰に考える方法
本当に賢い人=子供にも説明できる。
子供に説明できない人=わかっていない人。

こうあってほしい、という願望が現実を曇らせる。
物事は「こうあるべき」という先入観。
→一番曇らせる。

「あるがままの現実を見る瞬間」は苦しむ瞬間。

願望が真実への理解を曇らせる。
苦しみは現実を否定できなくなった瞬間やってくる。

うまくいっていないときは公にそれを認める。
隠し立てする必要がなくなる。
→現実から目をそらさなくなる。

感情は何も教えてくれない。
事実をどう判断しているかということだけ。

「考え事」は時間を割いてする。
多忙なときに良いアイデアは浮かばない。
週2日は何もしない日をつくる。

フェイスブックはデザイン変更をする。
ツイッターもデザイン変更する。
個人やキャリア、チームにもデザイン変更が必要。
動的なシステムに恒久的な解決策はない。
変わり続けるものに決まった正解はない。

メンタルモデルを「原則」にする。
思考を正しく導いてくれる。

メンタルモデル例)
・進化論
人生の多くの側面を説明。
予測する力がある。

・反転
成功する=間違わないこと。
正しい判断をするより、誤った判断をしない。

・複雑性理論
人間は「予測する力」がとんでもなく低い
私見)
本当によくわからん。
要は、物事は複雑に絡み合っているから、先のことなんてわからないってことかな?

・経済学
「ミクロ経済学」と「ゲーム理論」は資本主義の基本。
ミクロ経済学=消費者、生産者、企業が経済的な取引を行う市場をその分析対象とするもの。
ゲーム理論=社会や自然界における、複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を、数学的なモデルを用いて研究する学問。

・プリンシバル=エージェント問題
プリンシバル(依頼人)=所有者
当事者、事業のことを本気で気にかけている。

エージェント(代理人)=所有者の代わりに仕事をする人。
良い仕事をしない事がある。
依頼人の利益より自分の利益を優先してしまう。

※仕事をきちんとやり遂げたいなら、自分で出向いてやれ。

・基礎数学
稼ぎたければ「算数、確率、統計」
幾何、三角関数、微分積分はいらない。
基礎数学
かけ算、割り算、複利率、確率、統計を完璧に!

・ブラックスワン
「極端な事象」
ごくまれにしか発生しない事象。

・反証可能性
「科学的」の絶対条件。
仮説が間違っていることを証明できること。
反証可能な予測を行わない仮説。
=科学じゃない。

・迷ったら答えは「ノー」
よほどの確信がない限り「イエス」とは言わない。

・まず「上り坂」から走る
難しい決定は短期的な苦痛が大きいほうを選ぶ。

私見)
目先の苦痛=今はまだ「苦痛」段階。
ある程度先の苦痛=その時になったら「無理」になるかもしれない。
「無理」で辞めてしまえば、それまでの時間がムダになる。
「楽勝」になる可能性は期待できない。

メンタルモデルの効率的な構築。
=たくさん本をよむこと!ひたすら読むこと!!

※科学、数学、哲学を1日1時間読む。
7年以内に人間の成功の階段を上り詰められる。

🐾読書

好きになるまで本をよむ。
足りないのは学ぶ「手段」ではなく「意欲」
自分にとっての良書を見つけるのが先決。
良書を見つけて思いっきり吸収する。

読書のメモ書き。
明らかな例外を指摘されるのは、相手が賢くないか、自分が賢くないかのどちらかだ。

60日間でもっと明晰に。
数学、科学、哲学の偉人たちの本を読む。
現代人とニュースは無視!
周りに同調しない。
社会的承認より真実を優先する。

倫理学と数学を学べ。
これらをマスターすれば、どんな本も怖くなくなる。

質の高い基盤を身に付ける。
=科学と基本に徹すること。
異論をはさむ余地のない強固な基盤。

原典、古典を読む。
・進化論→チャールズ・ダーウィン。
リチャード・ドーキンスは後回し。

・マクロ経済→アダム・スミス、ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス、フリードリヒ・ハイエク。
共産主義、社会主義思想が好きならカール・マルクス。

誰かの現代版の解釈は読まなくていい。

古い問題は古い本に書かれている。
ふるいにかけられて残っている本は大体正しい。

<第2部 幸福 この世界で最高の人生を歩むには>

🐾自分に「平安」を取り戻す

長年の学び、導いた結論。
お金は「ほんの一部」にすぎない。

幸福は身につけることができる、個人的なスキル。

世界は感情を照らし返す鏡でしかない。
現実はニュートラル。
現実は何も判断しない。
物事をどう解釈するかは自分次第。
幸福は選び取るもの。

ニュートラル=あるがまま、完全無欠な状態。
子供のあり方。
今、この環境とこの瞬間に没頭している。

人生に何かが欠けているという感覚がなくなったとき、幸福がやってくる。
自分の考えにとらわれすぎなければ、とても幸福になれる。

※多くの不幸は、過去と現在を比べることから生まれる。

「不安」の元凶は先のことを考えること。
頭の中で次のことを考えつづける。
→不安の元凶。

不安と戦う方法。
不安に抗おうとせず、不安になっていることをただ認める。

幸福の一番の間違い。
「外的環境になにかが起こったら幸福になれる」と信じること。
「あれを手に入れたら幸せになれる」
何度もくり返す過ち。

※欲望とは自分自身との契約。
「欲しいものを手に入れるまで不幸でいます」

ゲームから降りた人間=成功者。
30分間満ち足りた気持ちで座っていられるなら成功者。
幸福は平安から生まれる特性。
内面も外面も平安な人は必ず幸福になる。

平安な人はどんなときでも幸福を感じられる。
何をしていても幸福になれる。

外的な問題は無限にある。
問題だという考えを捨てる。
→平安を得る。

平安の敵。
社会や他人から植え付けられた期待。
=「べき」

「やるべき」だからやる。
=本当はやりたくない。
→やっても惨めになるだけ。

🐾習慣

習慣が人をつくり、人を変える。
幸福が重要だと心に決める。
幸福になることを選択する。
何よりも幸福を優先する。
幸福に関することを片っ端から読む。

働くときは、自分より成功している人とつきあえ。
遊ぶときは、自分より幸せな人とつきあえ。

「習慣」と「一緒にいる人」が自分をつくる。
悪い習慣を良い習慣に置き換えていく。
短期的な幸福より、長期的な幸福を得られる習慣を身に付ける。
ポジティブで明るい人と一緒にいる。
称賛し、尊敬できる人たちとつきあう。

※誰かと一生働ける気がしないなら、その人とは1日も一緒に働くな。

今すぐできる幸福の習慣。
・瞑想。
自分の心の働きを理解する。

・今この瞬間を意識する。
ポジティブにとらえるとどうなるか?
いつでもポジティブな面を探す。

・肌に日光を浴びる。
・手に入れなければ不幸になるのか?考える。
・毎日ワークアウトする。
体と心が平安になりやすい。

・誰かを批判すると孤立する。
何を見ても悪い面しか目に入らなくなる。
世界は感情を照らし返す鏡。

・幸福な人間だと宣言する。
言葉に合わせて自然に幸福になる。
「一貫性バイアス」
言動に一貫性をもたせようとする。

・スマートフォンの機能をなるべく使わない。
特に電話、カレンダー、アラーム。

・秘密が多いほど幸福から遠ざかる。

まずは知る。
→理解できる。
→説明できる。
→感じられる。
→自分の姿になっていく。

欲を常に「1つ」にする。
どんな状況でも選択肢は3つ
・変える。
・受け入れる。
・放っておく。

2つでは気が散る。1つに絞って集中。
雑念は平安を乱す。
雑念のない心は、今この瞬間を生きること。
「あれやこれや」では今この瞬間を味わうことは難しい。

受け入れるということ。
・どんな結果が出ても気にしない。
・バランスと重心が取れていること。
・大局的に物事をとらえること。

どうせすべて「塵(ちり)」になる。
受け入れられるようになるには。
死を受け入れること。
すべてに通じる大きなコツ。

人間は人生のほとんどを死から逃れようとしながら過ごす。
奮闘の大半が、不死を求める営み。
例)
・信仰を持っている→死後の世界、輪廻転生。
・信仰を持っていない→子供をつくる。
・芸術家、事業家→足跡を残す。

→全部塵になる。
人生は夜のホタルの瞬き。
ほんの一瞬でしかない。

虚しさを自覚。
→ゲームだと気づく。
→平安を得られる。
=楽しいゲーム。
現実を味わいながら人生を過ごせばそれでいい。

🐾自分を変える「思考」と「行動」

他人に要求されたことを考えない。
「私はこれをこうやりたい」という声を聞く。
→ありのままの自分でいられる。

※君らしさで君に勝る人は、世界に一人もいない。

人の教えは吸収する。
模倣はしない。

すべては体の健康から始まる。
健康問題ほど、残りの人生の明暗を大きく分けるものはない。

現代社会のせいで人間本来の生き方ができなくなっている。
・現代の食事→人間が食べる食事とかけ離れている。
野菜メインに少量の肉と木の実を食べる。

・ランニングマシンより遊ぶようにできている。
・視覚野重視より、五感すべて均等に使う。
現代はインプットもコミュニケーションも視覚から。

・人間は靴を履いて歩くようにはできていない。
腰と足の問題の多くは靴が原因。

・人間はある程度寒冷にさらされるようにできている。
衣服で暖かく保つようにはできていない。

・人間は清潔な環境で暮らすようにはできていない。
免疫系が鍛えられなくなっている。
アレルギーの原因。

・5分おきにスマホをチェックするようにはできていない。
気分がつねに揺れ動く、不安になっている。

🐾食事

糖と脂肪の組み合わせを避ける。
自然界には炭水化物と脂肪の両方を含む食べ物はほとんどない。

一部はトロピカルフルーツ。
ココナッツ、マンゴー、バナナ

脂肪=満腹感をもたらす→カロリーになる。
糖=空腹感をうながす。
糖の影響が脂肪の影響を凌駕。
→糖=空腹→脂肪=カロリー。
→ドカ食い。
=肥満。

デザートは大量の脂肪と炭水化物の組み合わせ。

食事と健康の関係は人それぞれ。
だれもが食に関する「宗教」を持っている。

※賢明な食事は糖と脂肪の組み合わせを避ける。

「食べない」はシンプルで良戦略。
質や量を管理するより断食のほうが簡単。
体は食べ物を検知したとたんに脳を乗っ取る。

医療と栄養は足し算より引き算。

運動は何でもいいから「毎日」やる。

時間がないの言い訳。
=「優先事項じゃない」の言い換え。
本当に考えなくてはならないこと。
=優先すべきかどうか。
なんとなく優先では何もできない。
最優先と決めたら何をおいても優先してやる。

最適な運動とは。
自分が毎日やりたいと思えるほど好きな運動のこと。

ウォーキング会議のメリット。
・脳の働きがよくなる。
・運動と日光浴ができる。
・短時間で雑談少なめ。
・対話が増え、独白が減る。
・スライドなし。
・歩いて戻ればすぐ終わる。

運動=つらい。
今、楽な選択をしていると、人生が全体的にずっとつらくなる。
ジャンクフードを我慢して運動をする選択。
長い目で見て病気にならない、不健康にならない。
=人生が楽になる。

瞑想とは。
社会のスイッチを切って自分の声に耳を傾けること。
瞑想に「効果」があるのは、瞑想そのものを目的として行うとき。
ハイキングは歩く瞑想。
祈りは感謝の瞑想。
シャワーは偶然の瞑想。
静坐は瞑想そのもの。

心がここにないとき。
考えていることの95%は必要のないこと。
今この瞬間に対処する必要がないこと。
必要な問題が起こるまで脳を休ませたほうがいい。
必要な時に100%一点集中できる。

人生の見返りは、群れから出てこそ得られる。
社会的承認とは、群れの中の話。
みんなと同じものを読むと、みんなと同じ発想になる。
社会的承認は得られても、見返りは得られない。

自分の興味のあることを学ぶ=逆張り。
自分を敗者だと認め、宣言する。
何の役割も持たない、はみ出し者だと認める。
→やりたいことだけやれる。
→活路を見いだせる可能性がある。

人に好かれなくたってかまわない。
受け入れられなくたってかまわない。
自分はすでに敗者なんだ。
他のみんながもっているものは得られない。
ありのままの自分で満足するしかないんだ。

勇気とは
人にどう思われようと気にしないこと。
機関銃の弾幕に飛び込むことではない。

自分の時間を大事にする。
自分が持っているのは時間だけ。
何よりも大切にする。
のんびりしたければのんびりする。
やりたいことをやる=時間の無駄ではない。

他人を喜ばせることに時間を費やしてはいけない。
他人の幸せは他人の責任。
他人の問題。
自分が幸せであること。
→他人の幸せにつながる。
→幸せになる方法を聞かれる。
=他人も幸せになる。

※他人を幸せにする責任はない。

🐾武器になる哲学

人生を豊かにする先人の知恵凝縮ルール。

人生の意味。
答え①
個人的な問題。
自分で見つけなくてはならない。
腰を落ち着けて問いを掘り下げる。

答え②
人生に意味はない。
自分で意味を生み出さなければならない。
・今自分が見ているのは虚構なのか?
・自己実現に踊らされていないだろうか?
・欲しくないものを求めていないだろうか?
→自分でつくりだす意味。

人生に意味や目標はあるかもしれない。
自分が受け入れられるかどうかは別にして。

立派な仲間を見つけたいなら「立派な自分」になれ。

正直、ありのままの自分でいること。
自分をさらけ出せない相手とは一緒にいない。

誰かにウソをつく前に、まず自分に嘘をつかなくてはならない。

怒りと折り合いをつける。

「怒りとは、誰かに投げつけるために握りしめている熱い石炭だ」

ブッダの言葉

価値観が同じ人と一緒にいる。
ささいな違いは気にならなくなる。

※健康、愛、使命の順番。
ほかに大切なもんものは何もない。


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