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音楽家に何故ピラティスが良いのか?
Note初投稿になります。
関西を中心にソプラノ歌手・ヴォイストレーニング・ピラティストレーナーをしている清水美也子です。
どうぞよろしくお願いします。
肩書きを見ると、3つもあるので「この人は一体何屋さん?」と思われると思います。
ソプラノ歌手だから歌を教えるのでヴォイストレーナーと言うのはわかると思います。
では「ピラティスは?」となりますよね。
それは後ほど詳しくご説明しますが・・・
では、早速「なぜ音楽家にピラティスが良いのか?」の本題に入っていきましょう。
●ピラティスとは?
私はピラティスとは
ボディ、マインド、スピリットを統合させる事を強調した
ボディコンディショニング法の1つと捉えています。
身体の使い方を学ぶ、身体の哲学であり
自分の身体の取扱い説明書を作るような感じです。
ピラティスは自分の身体と向き合う作業。
しっかりと呼吸をしながら日常生活における身体の動きのクセを知り、
身体が持つ本来の動きが出来るように整える身体調整法です。
自分のクセをしってより良い身体環境を作り、生活の中での動きや
何かスポーツやパフォーマンスをしているのであればそれらの質を向上させる為の土台作り、基礎作りでありツール(道具)だと思っています。
極端な話をすれば、
歌や演奏をする前になんでも良いから身体を動かせば筋肉もほぐれて、
身体は温まり動かしやすくなるから、声も出やすくなるし、
呼吸もしやすくなるから音だって出やすくなるんです。
だったらピラティスじゃなくてもどんな運動でも良いのか⁉️
そう言いながらもなぜピラティスを薦めるのか⁉️
ここが大切なんです。
先程、私はピラティスをなんとご説明したでしょうか?
もう一度書きます‼️
ピラティスとは
ボディ、マインド、スピリットを統合させる事を強調した
ボディコンディショニング法の1つです。
身体の使い方を学ぶ、身体の哲学であり
自分の身体の取扱い説明書を作るような感じです。
ピラティスは自分の身体と向き合う作業。
しっかりと呼吸をしながら日常生活における身体の動きのクセを知り、
身体が持つ本来の動きが出来るように整える身体調整法です。
自分のクセを知ってより良い身体環境を作り、生活の中での動きや何かスポーツやパフォーマンスをしているのであればそれらの質を向上させる為の土台作り、基礎作りでありツール(道具)なのです。
ピラティスではまず分節運動と言って、
各関節を関節ごとに意識的バラバラに動かす事を行います。
次に正しく連動して動けるように進めて行きます。
すなわち、自分の身体をコントロールして動かすと言う事を
意識的に行うのです。
演奏とは自分の身体を操作(コントロールして動かし)さらに楽器の操作を行っていると言えます。
まずは音楽の練習と言うと、楽器の操作の練習を行いますが、それは自分の身体が思うように使えてからやらなくては間違った操作を脳や筋肉にインプットする作業になるのです。
ですから、ピアノや歌など各専門の練習をする前に身体を整えて、楽器以前の身体が自分の思うように動く状態にしておく事がとても大切なのです。
●何故私がピラティスを始めたか?
私自身、先ほども書きましたが生まれつき「先天性二分脊椎症による右下肢形成不全」と言う骨盤から足の指先まで左右均等に成長しない障害を持っています。
高校生で声楽を学び始めた時に声楽の先生から「身体の使い方を学びなさい」と言われ“アレクサンダーテクニーク”を習いました。
そして音楽大学卒業後ミュージカルの世界に挑戦する時にやはり当時の声楽の先生から「欧米ではみんなピラティスで体を整えているからやって見たら?」と勧められて習い始めたのがきっかけです。
そして念願の劇団四季に入ったものの退団せざるを得なくなり、自分のこれからのキャリアに悩んだ時に仕事にしたいと思い資格を取ったのです。
生まれつきの病気ですし、成長と共に大人になるまでに
何度も手術を受けて来ました。
それでも左右の筋力も筋量も違います。
アンバランスだから、より余分な力みも入りやすい。
その状況の中でどうすれば負担を少なく、身体を痛める事もなく動かせ
演奏出来るのか⁉️と言う事を考えて来ました。
2歳9ヶ月から水泳、バレエ、ジャズダンスをリハビリの為に習い、
大人なってからは筋トレを始め“アレクサンダーテクニーク”などの
ボディーワークをやって来ました。
その中でもピラティスは体系立てられ、解剖学的にも運動学的にも
理にかなったエクササイズであり、
何より自分でも出来るようになる=再現性が高かったのです。
先生の所に施術や治療に行かなければ良くならないのでは演奏家にとって意味がありません。
様々な場所での演奏活動の時に自分で自分の身体を整えれるようになってこそ初めて演奏に活かされるのです。
まさに自分で自分の身体の調律を行うと言う事です。
●演奏家にもトレーニングは必要?
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