見出し画像

生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を⑥

○『Ai ジョン・レノンが見た日本』絵/ジョン・レノン 序/オノ・ヨーコ

画像1

 しばしば日本に訪れていたJLが、ローマ字と絵で覚えようとした日本語のスケッチブックをそのまま本にしたのが本書です。タイトルの「Ai」とは「愛」であり、「eye」でもあって、「ジョンがどういう目で日本を見ていたかをあらわしています。−−愛をもって。」とオノ・ヨーコは序で述べています。

 昔、学生だった頃、軽井沢でJLに会ったという先輩がいて、思わずその人の目を見つめてしまいました。「この目は、じかにJLを見た目なのだな」と(ロラン・バルト風)。はたしてJLの目に日本はどんな風に写り、どんな日本語を覚えようとしたのでしょうか? 本は、一応、テーマに分けて章立てされています。「自分」「日本へ」「くらし」「きまり」「世の中」「行ない」「日本の考え」「学んだこと」。JLのファンだけでなく、英語や日本語を習いたての人にとっても、楽しい練習帳になってくれそうな一冊です。

 さて、これで今回ブックマンションとジュンク堂書店吉祥寺店とのコラボで清水家!(弟)が選んだ9冊の本(『ガープの世界』は上下巻をそれぞれ1冊とカウントするので、作品数としては8作品)についての紹介はお終いです。最後まで読んでくれたみなさん、Arigato(Thank you!)。JLと、関連する素敵な言葉たちに出会っていただけたら、嬉しいです。Happy X'mas!

文・絵 清水家!(弟)

※記事上の写真は、先日散歩した青山・外苑前の銀杏並木で撮ったものです。JLはこの辺りを散歩したことはあるのかなあ?

↓こんなミニプレスを作りました。ジュンク堂書店吉祥寺店6階レジ付近で開催中の選書フェア『ブックマンション×ジュンク堂書店吉祥寺店 コラボ企画 第一弾』』コーナー、清水家!の棚に置いてあります(12月31日まで)。よろしければお持ち帰りください。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?