Books Boogie & Papera Covelto

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最近の記事

【今日のBGM 】4th January

読書時間にもおすすめ、清水家!のBGMリストです。年始早々、続けてアップしてみましたが、これからは不定期で紹介したいと思います。(前回はこちら) <朝のBGM> 4th January 2020 Dr.John 『Dr. John Plays Mac Rebennack -The Legendery Sessions Volume one-』(CD)→Dr.Johnが演奏するピアノ曲集。Mac Rebennack は、Dr.Johnの本名。 BILL FRISELL 『

    • 【今日のBGM 】2nd + 3rd January

      あけましておめでとうございます ことしはよりよい一年になることを願って、いつも自分を元気にしてくれる・くれた日常の小さな断片をこの場所に掬い上げていこうと思います。 【今日のBGM】は、日々我が家でかかるレコードやCDのアルバムタイトル備忘録。シンプルなメモに、たまにひとこと添えるぐらいのソングリストです。 <今日のBGM> 2nd January 2020 Nick DeCaro 『ITALIAN GRAFFITI』(CD) Donald Fagen『Kamak

      • 贈りたい本を探しに、吉祥寺へ(後編)

        ことしも年の瀬。吉祥寺で展開中の「たいせつな人に贈りたい本」のフェアは31日の夕方18時まで。残りわずかの開催となりました。お近くにお住いの方には、散歩がてら会場で本選びの楽しさを感じてもらえれば嬉しいですし、遠方の方には、この場(note上)で楽しんでいただけたら、それもまた嬉しいことです。 さて、会場の棚を引き続き紹介していきますね。(前編はこちら←12月のフェア 上のほうの棚を紹介) 《3段目左》ひそひそ書房 「読書」と「生きづらさを抱える子どもたち」をテーマに選

        • 贈りたい本を探しに、吉祥寺へ(前編)

          この年末年始は、親しい人にサプライズで本を贈ってみるのはいかがでしょう? それが贈る相手の守備範囲であってもそうでなくても、本をきっかけに楽しい会話が生まれるかもしれませんし、この時期は、いつも以上にプレゼントしたくなるような素敵な本を揃えている本屋さんも多いので、本を探す時間もまた格別なんですよね。 ジュンク堂書店吉祥寺店 6階レジ付近にて開催されているブックマンションとの選書コラボフェア「たいせつな人に贈りたい本」も、この時期ならではの企画です。残すところあと1週間ほど

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を⑥

          ○『Ai ジョン・レノンが見た日本』絵/ジョン・レノン 序/オノ・ヨーコ  しばしば日本に訪れていたJLが、ローマ字と絵で覚えようとした日本語のスケッチブックをそのまま本にしたのが本書です。タイトルの「Ai」とは「愛」であり、「eye」でもあって、「ジョンがどういう目で日本を見ていたかをあらわしています。−−愛をもって。」とオノ・ヨーコは序で述べています。  昔、学生だった頃、軽井沢でJLに会ったという先輩がいて、思わずその人の目を見つめてしまいました。「この目は、じかに

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を⑥

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を⑤

          ○『問いつめられたパパとママの本』伊丹十三   JLは、ショーンが生まれてから5年間ハウスハズバンド(主夫)をしていました。ちょうどその頃、JLと同様、ハウスハズバンド(主夫)なんて耳慣れない言葉を世に知らしめた人が、監督業に乗り出す前の伊丹十三でした。1979年に公開された『もう頬づえはつかない』という映画で、ちょっと情けない中年男役をあてられた伊丹十三は、上手な洗濯物の干しかたを主演の桃井かおりに云々するというシーンを見事に演じていて、ハウスハズバンドの片鱗をうかがわせ

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を⑤

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を④

           今年はJLの生誕80年・没後40年という節目であるせいか、命日である12月8日を中心にさまざまなメディアでJLが取り上げられていました。そこで必ずといっていいほど言及されるのが、JLの歌の世界とは対照的に、『Imagine』が歌われておよそ半世紀がたつ今も、世の中に争いや憎しみが絶えないということでしょう。あれは「JLスーパーライブ」でしょうか、忌野清志郎が「ジョンが今生きていたら、どう思うんだろうね、この状況を。世界で戦争が終わらないじゃないか。21世紀になったら戦争が終

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を④

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を③

           ポール・マッカートニーは次のようにツイートしています。「今日は悲しい、悲しい日だ。でも、僕の友達ジョンで思い出すのは、彼が世界に届けてくれた大きな喜びのことだ。僕がいつだって誇りに思い幸せを感じるのは、僕が知り合ってともに仕事をしてきたのが、この類稀なるリヴァプール人だったということなんだ」。  PMのツイートのように、JLとその素敵な作品に出会えたことの喜びと幸せを噛みしめましょう。 ○『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル 河合祥一郎訳  夢とナンセンスは、ルイス

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を③

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を②

          ○『近所の景色/無能の人』つげ義春  手塚治虫は漫画界のビートルズと言われることがあります。漫画とポップミュージックというフィールドの違いはあれ、その表現を深め、かつ、その表現領域を拡大させたという意味で、両者は共通すると言えるでしょう。そして、手塚治虫がビートルズならば、つげ義春はさしづめ、ソロになったJLではないでしょうか。  ある時期から、つげ義春は、自分の日常生活を題材にした、私小説的な作品を描くようになります。漫画を描くことができず、せっかくの依頼があっても断り

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を②

          たいせつな人に贈りたい本 : [た] の場合①

          「本を贈る」のは難しいものですよね。興味のある分野や読書傾向を知らないと、ちぐはぐなものを贈りかねないし、信頼関係がないと誤解を生んだり警戒心を抱かせることもあるかもしれません。それでも、相手が「たいせつな人」であるなら尚更、「本を贈る」ことを勧めたいな、と思うのです。 私がこれまで、友人や親族、甥っ子姪っ子など周囲のたいせつな人に本を贈ってきた・贈られた経験を振り返ってみても、「本を贈る・贈られる」ことは、ピントさえ合っていれば、相手との絆を深めてくれたように思います。

          たいせつな人に贈りたい本 : [た] の場合①

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を①

           12月1日からジュンク堂書店吉祥寺店で開催されている選書フェア『ブックマンション×ジュンク堂書店吉祥寺店 コラボ企画  第一弾』に、棚主として参加している清水家!(弟)。「たいせつな人に贈りたい本」をテーマに、清水家!(弟)が選んだのは、ジョン・レノンにまつわるというか、ジョン・レノンにこじつけた本です。1960年代ビートルズとして活躍していた頃はもとより、1980年にニューヨークで凶弾に倒れてから40年たった今でも、多くの人に影響を与えているジョン・レノン。その魂のかけら

          生誕80年・没後40年 ジョン・レノンとともに読書を①

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          「清水家!」の手書きポップとリトルプレスを選書コラボフェアの棚に設置してきました

          「清水家!」の手書きポップとリトルプレスを選書コラボフェアの棚に設置してきました

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          ブックマンションの個性あふれる棚主たちがジュンク堂書店吉祥寺店で選書をする

           12月1日よりブックマンション×ジュンク堂書店吉祥寺店コラボ企画「ブックマンションの個性あふれる棚主たちがジュンク堂書店吉祥寺店で選書をする!」が始まります。  ブックマンションとは、吉祥寺に生まれた、約80人が棚も運営もシェアする本屋さんです(清水家!も棚主のひとりです)。この度、吉祥寺最大の書店、ジュンク堂書店吉祥寺店とのコラボレーションが実現することになりました。熱い思いを持つ棚主たちがセレクトした「たいせつな人に贈りたい本」、「2021年に読みたい本」がジュンク堂

          ブックマンションの個性あふれる棚主たちがジュンク堂書店吉祥寺店で選書をする