5年前の自分からの手紙で泣いた話。
お疲れ様です。
今日は、過去の自分にお礼を言う意味も込めて、過去の自分からの手紙を読んで、涙を流した話をします。
私は今年、新成人になりました。
ここまで、多くの出来事がありましたが、何とかハタチに到達。
私が成人式の翌日に、中学校の担任の先生の名前で封筒が届きました。
懐かしい先生からの手紙の内容が気になりながら、封を開けました。
中身を見ると、もう一つの封筒と先生からの一言メッセージが。
中の封筒を見て、一瞬で過去の記憶が蘇りました。
そう、中3の卒業時にハタチの自分に向けて、手紙を書くという
先生の企画をクラス全員でやったのを思い出しました。
この手紙を受け取った時は、実家にいたので、泣いてしまうかもしれないことと、それを両親に見られるという微塵の可能性を考慮した私は、上京先に帰るまで、中身を見るのを辞めておきました。
東京に帰ってきて、ひっそりと一人で中身を見ました。
危惧した通りでした。実家で見なくて良かったです。
前半は、子を見守る様な気持ちで読み進めましたが、後々、じんわり涙が。
20年間生きていて、私が最も楽しかったのは中学生。
多くの人が私を積極的な人間へ引っ張ってくれた。
人見知り気味の私に、元気な多くの友人ができ、比較的真面目だった私を頼ってくれる。
真面目な性格を買ってくれた複数の先生が、私に学級委員をやらないかとオファーしてくれた。
引き受けたことで、私が思う上手いリーダーを演じれた。
クラスメイトから慕われた。自覚する程いじられ、愛されキャラだった。
テニス部では1番手で副部長だった。中体連で自己ベストを更新した。
勉強も良くできた。内申書は満点で、県内のトップ高に進学もできた。
本当に最高の気持ちで卒業できた。
でも、そこからは人間関係しか上手くいかなかった。
高校は、優秀な奴らばっかり。
頑張っても、成績は下から数えた方が早かった。
テニス部も色々と厳しくて、退部した。
役職には興味が沸かなかった。
大学は希望の学校に入れなかった。
過去最低な気持ちで卒業した。
私は消極的な人間に成り下がった。
周りとの劣等感しか生まれなかった。
こんな感じで、大学まで来た。
授業はオンラインで、地元から解放されて自由になりたいと思った。
時の流れに身を任せて、成人式当日になった。
この期間の人生は足踏み状態だった。
正直行きたくなかった。
自信満々な自分では無いから。あの時の私とはかけ離れているから。
中学卒業後、どれほど、あの頃に戻りたいと願ったか。
でも、振袖を着たいから参加した。
中学の友人にも会ったが、先程の気持ちは杞憂だった。
別に何とも無かった。
そうは言っても、成長してない自分は大嫌いで、早く前に進みたい。
でも、進まない。
こんな感じで思い続けていた矢先の手紙だったので、とても心に響きました。
手紙の内容は、とても中3が書いたとは思えず、生意気にも芯のあることが書いてありました。
手紙を書いた時点では合格発表前だったので、試験を受けての感想や、中学での思い出が、前半に綴られていました。
先生に怒られた話や先輩が怖いとか、友達と変なあだ名を裏で付けただとか。そんな、くだらないもの。
15歳の私は後半にかけて、20歳の私を泣かせに来ました。
すっかり忘れていたが、当時の本人曰く、とても嬉しかった出来事があったそう。
それは、私の恩師と言っても良いほどの塾のおじいちゃん先生から、貰った言葉。
塾の先生のことは、尊敬してたし、大好きだった。
私は要領が悪く、頑張っても成果が出ないタイプ。
受かるか怪しく、両親から勉強しているのか
とよく言われ、落ち込んでいた私にくれた言葉。
「君の良い所は、もっと頭の良い人並みに勉強している所。それが、とても分かるよ。」
これを読んで、涙が止まりませんでした。
この場面を思い出し、20歳になっても嬉しく、響く言葉です。
今、1番欲しい言葉をくれた。
そのあとに、綴られていた15の私の文にも号泣。
「もしも、自分思い通りにならなくても、必ず自分の頑張りを見ている人がいる。この言葉で、自信を持てた。自信を持つことを常に大切にするべきだと思う。」
本当にそうだ。
辛い期間も何人に、「頑張ったね。」を貰ったか。
努力が報われなくても、頑張りを見ている人がいる。
過程と頑張りを認めてくれる人がいる。
これ、努力は報われたって言って良いのでは?
それが、どんなに嬉しいことか分かっていなかった。
努力は否定されていない。
「自分はまだやれた」とかの後悔じゃなくて、自信に繋がる。
担任の先生からのメッセージも、偶然にも近しいことが書かれていた。
先生は私の手紙内容を読んでもいないのに、こんな内容だった。
「いろんなことに一生懸命だった、Kakuさんの姿が思い出されます。」と。
私は、努力をする姿を家族にも友人にも、見せたくない人間。
なのに、普通にバレてた。
ここまでのシンクロは、もう、今の私に訴えかけているとしか思えない。
「お前の良いところは、一生懸命な所だ。だから、諦めず、努力し続けろ。」と。
高校からは、自分の長所が分からなかった。
でも、わかった。私の良いところは頑張り屋さん。
今後の人生も、必ず、何かに躓く。
でも、そんな時はもう一度、あの手紙を見返して、言葉を噛み締めたい。
そして、今の塾バイトで同じ様な言葉を生徒に掛けてあげたい。
15歳の私、塾の先生、担任の先生、その他皆さん、ありがとう。
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