犯人探しがしたいわけじゃないけれど..再発防止のためには原因解明が大事だ。
いつの間にか情報が180度逆転している。
あまりあることではない(と信じている)が、こういったことも大所帯だと起きたりするらしい。先日発覚した案件だ。
今回の"白"と称した決定事項は、会社の理念に則っていることもあり、揺らいではいけない部分。だからこそ比較的マジメに問題解消に取り組んだ。
コミュニケーションミスは稀に起こるものだ。だが「真逆な理解」をしているということは、原因がかなり明確に出てくるはず。
1, マネージャーが真逆のことを伝えた。
2, リーダーがとんでもなく勘違いをしている。
どちらかだ。
ただこれは極めて大きな問題になり得る。
1であればマネージャーとしての資質が問われる。
2であればリーダー自身の資質の問題の可能性もあるし、マネージャーに確認を取らずに通告してくる行為自体から、信頼関係が気になるところだ。
直感的に1を疑ったが、この段階では中立的な立場を保つ。根拠も証拠もないのに決めつけるのはリスクしかない。
対応は2つの側面で考える。
応急処置はシンプルだ。マネージャーがリーダー全員の理解を確認し誤解を解けばいい。その際にリーダーそれぞれがどちらの認識だったのか確認してもらう。
予防策は少し複雑だ。両者が真逆のことを言っている。
まずは原因の追求だ。
・根拠となる材料探し。リーダーは何を持って"黒"と思ったのか。
・申告してくれたリーダー以外の認識の確認。
・マネージャーへの追加聞き取り。
該当リーダーは、身バレによる逆恨みを恐れていたため、2人を集めて話を聞くという方法は避けた。
結果的には、
<申告してきたリーダー>
・証拠となりそうなマネージャーとのチャットのメッセージがあったが、なぜか該当部分だけ消えている。
・上記該当部分を元にして、マネージャーから聞き取った話を別のリーダーに転送したが、その文面は残っている。
<個別調査>
・他のリーダー4名への個別聞き取りでは、"黒"の理解だと答えていた。
<マネージャーからの報告>
・リーダー全員に改めて周知したところ、「誰も黒だと思っていなかった」とのこと。
・自分の言動を改めて考え直したが、思い当たる節はなかった。
残念ながら明確な証拠は出てこなかった。
一番有力なのは、他のリーダー4名の聞き取り調査の結果だ。複数人が同一の理解をしている以上、発信側に何かしら問題があったと考えるのが自然。
だがそれでもなお、証拠がないのに決めつけて断罪するのはリスクが高い。考えたくはないが、リーダー同士が画策してマネージャーを陥れようとしている可能性も0とは言えない。
マネージャーに伝えたこと
・聞き取り調査で複数人のリーダーが同様に誤った理解をしていた。発信側に問題がないとは言えないのではないか。
・マネージャー本人に「身に覚えがない」のであれば、問題解決は不可能。結果的に複数人のリーダーが同じ嘘をついているということになる。
・立場上、情報が明確に伝わるという「結果責任」をマネージャーは持つ。今回は明らかに適切な結果を生んでいない。
「もう一度しっかりとヒアリングして原因解明します」とマネージャーは約束してくれた。
「誰かがウソをついている」
そんな結果が出てこないことを祈るしかない。
しめじ
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